山下聖菜「色気も意識しながら演じています」“もののふ”シリーズ最終章で新境地

2018/02/15 09:00 配信

芸能一般 インタビュー

山下は「女性らしさを大事にしながら、色気のようなものも意識しながら演じています」と明かす


西田大輔作品の世界観に衝撃!


――デビュー作が西田さんの作品だったんですよね?

そうです。「NEW WORLD」(2015年)という舞台でした。西田さんの作品を初めて見たのが“もののふ”シリーズの一作目で、ものすごく衝撃を受けたんです。

「何だ、この世界観は」って驚きました。自分の中で舞台俳優というものに憧れるきっかけになった作品なんです。西田さんが作る舞台は笑える部分がありつつ、その笑いのシーンがラストにつながる伏線になっていて、最後は泣ける展開に。

何でもないようなやりとりでもグッとくるような演出がすごいなと。もう、ただのファンなんですけど(笑)、今回の音海という役は私が出演するということが決まってから書いていただいたキャラクターなんです。

16歳でデビューした私の成長を見てくださっている西田さんから大人っぽい女性の役を頂いたので、恩返しの意味も込めてしっかりと演じていきたいなと思っています。

19歳になって初めての作品で、女優として少しは成長した私の姿を見ていただきたいですね。

――デビューからずっと舞台に出演していますけど、自分なりの公演中の過ごし方というのはあったりするんですか?

公演が終わった後は、家に帰ったらバタンキューです(笑)。すぐ寝ちゃいますね。ルーティンというわけではないんですけど、時間ギリギリに劇場に入るというのが苦手で、いつも決められた入り時間より1時間ぐらい早く来ています。

――本番に向けての準備に時間をかけているんですか?

早く来たからと言っても特に何かをするわけではなく、ずっとボーッとしているんです。お茶を飲みながら(笑)。そういう時間がないと、自分の中でパッと気持ちが切り替えられないんです。でも、自分の中では本番に向かうまでの大切な時間ですね。

――そういえば、公演中にバレンタインデーがあったりしますが、普段お菓子を作ることはあります?

子供の頃から、お菓子作りに全然興味がなかったんです。小学生の時に友達同士でチョコを交換したりしたんですけど、とりあえずチョコレートを溶かして型に入れて固めたものをあげていました(笑)。中学生になると、周りの子たちはガトーショコラとか生チョコを作り始めて。

私も何か考えないといけないと思って作ったのが、チョコペンを使ったチョコ。色の付いたチョコペンを型の中にちょっとだけ入れて、そこにチョコレートを流し込むんです。

それだけで、グレードアップするので、まぁいいかなって(笑)。クッキーすら焼いたことないので、もうちょっと頑張らないといけないですね。これまでに、一番頑張ったのはスコーン。

出来上がったものを食べた人たちは「おいしいね!」って言ってくれるんですけど、ホットケーキミックスをこねたものに刻んだチョコを入れて10分間焼くだけ。簡単過ぎて申し訳なかったです。いつか機会があったら、本格的なケーキを作ってみたいですね。