綾瀬はるかが主演女優賞に! 衝撃のラストに「え、そんな終わり方?」

2018/02/15 17:01 配信

ドラマ

最優秀主演女優賞に輝いた綾瀬はるか撮影=カノウリョウマ

2017年秋クールにかけて放送されたドラマを対象に開催した「週刊ザテレビジョン 第95回ドラマアカデミー賞」の全8部門の受賞作が決定し、最優秀主演女優賞に「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)で多彩なアクションで視聴者を魅了した綾瀬はるかが輝いた。

元特殊工作員の専業主婦・伊佐山菜美を熱演。近所に住む主婦たちが抱えるトラブルを、体を張って解決していく姿を演じた。“カリ・シラット”と呼ばれる格闘技をベースとしたアクションに果敢に挑戦し、最終話では、夫・勇輝との壮絶な格闘シーンが話題を集めた。その綾瀬にインタビューを行い、受賞のコメントをもらった。

――ラストに向けて、菜美と勇輝の2人がどういう関係になっていくのか、最後の一瞬までドキドキさせられました。今回の主演女優賞のお気持ちをお聞かせください。

ありがとうございます。3カ月前くらいから原案・脚本の金城一紀さんに直接アクションの稽古を受けて臨んだ作品だったので、普通のドラマ撮影より長く感じられました。日本テレビの“水曜10時”でアクションというのは挑戦だという雰囲気でしたし、そういう挑戦の作品がみなさんに評価していただけたのは、すごくうれしいです。

――印象に残っているアクションシーンや、このアクションが好きだったというのはありますか?

基本、主婦たちの中での話だったので、最初は相手がものすごく強敵というわけではなかったんですね。なので、最後のほうで“やっと”強い相手が出てきてくれて(笑)。やっぱり、強い相手と戦った1対1のアクションは印象に残っていますね。相手の方もすごくアクションが上手な俳優さんでしたし。特にプロの殺し屋と部屋の中でガチンコで闘った8話のアクションが印象的でした。

――動きで、ここ決まったな!っていうのは?

あるんですよー。寝ていて、バン!と立つ“跳ね起き”って言うんですか。あれは、最初の稽古の1回目のときはなかなかできなくて、10回に1回ぐらいしかできなかったんですけど、だんだん3回に1回くらいできるようになっていて。それが8話では、一連のアクションの中に入っていたので、決まったときは、アクションチームで「おおっ!」とどよめきが起こりました。あのアクションシーンは結構思い出深いです。

――夫役の西島秀俊さんとの共演はいかがでしたか? 大河ドラマ「八重の桜」ではきょうだい役でしたが、今回は夫婦役でした。

そうですね。以前共演の経験があるので、信頼関係もありますから、言いたいことも言えるし、話しやすいですし。いつもヘンなちょっかいを出し合いながら、楽しく撮影できました。

――夫婦としてキュンとするようなシーンもある中で、終盤にはお互いの素姓がわかってしまって。最終回の“夫婦げんかアクション”が期待通りでした!という声はとても多かったです。

うれしいです! あのシーンは10話目で、その前の9話分、一緒にやってきた夫婦としての時間の積み重ねがあるので、お互いの距離の詰め合い方だったり、西島さんとしかできないアクションができたのかなって思います。西島さんとの距離感だから、あのアクションができたんだなと思いますね。

――やはり他の方とのアクションシーンとは違いましたか?

はい、全然違いました。やっぱり夫婦なので。あのシーンは、金城さんは「ダンスみたいにやってほしい」とおっしゃっていたんですよ。「あれは実は愛情表現で、ある種イチャイチャしているアクションだ」と言われて。面白い発想だなと私は思ったんですけど。だから普通のアクションとは全く別物でしたよね。お互いの感情ももちろん入っていますし、「これ、あなた受けられるわよね!」っていう信頼のもとでやっているアクションだったので、本当に特別なアクションでした。