草なぎ剛「クソ野郎―」ついにクランクイン! 監督を務める太田光「僕を指名してくれたのは本当にうれしかった」

2018/02/16 05:00 配信

映画

撮影初日から息ぴったりの太田光、尾野真千子、草なぎ剛(左から)

「もう撮り終えた気分。名シーンが早くも一発目で撮れました」


稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛が4つの物語を紡ぐ短編オムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』(4月6日公開)。撮影の進捗を心配する声がファンからも多く上がっていたが、物語のうちのひとつ、草なぎ剛が主演、爆笑問題の太田光が監督を務める「光へ、航る」が2月14日にクランクインしたことが分かった。

4月の公開ながら、つい先日の自身のラジオ番組でも「台本がないんですよね、まだ」とそのときの状況を明かしていた草なぎ。「そろそろですよね、もうね。ずっとそんなことを言っていて大丈夫なのか…」と胸中を吐露していたが、一昨日の2月14日、バレンタインデーの日に太田光監督のもと、夫婦役を演じる草なぎ剛と尾野真千子がいよいよ撮入。

撮影の感触を聞かれ太田監督は開口一番「もう撮り終えた気分」と皆を笑わせつつ、「名シーンが早くも一発目で撮れました」の言葉には草なぎ、尾野ともに異論はない模様。

「太田監督がこの脚本をどんなふうに撮ってくださるのかそれが見たくてこのお仕事を受けました。そして草なぎさんがどんな風に演じてくださるのかそれが見たくて。楽しみなことが多かったのでこの作品をお受けしました」と尾野が語れば、草なぎも「(今日撮ったシーンは)尾野真千子ちゃんという天使が現実に舞い降りたようなシーンでした。太田監督もいい表情だと言ってくれて。なるほど太田監督天才だな!と言われるようなシーンになると思います!」と力強く語り、両者とも早くも作品の手ごたえを感じていた。

「私にとっての過去最高の自信作です」


17年11月に放送された「72時間ホンネテレビ」(AbemaTV)以来の再会となった太田と草なぎ。映画監督を務めるのはじつに27年ぶりという太田は、「3人の新しい地図の最初のはじまりに僕を指名してくれたのは本当にうれしかった」とコメント。脚本についても「どたばただけど哀愁があるものにできればいいなって。けっこうこだわった自信作ですけどね」と手ごたえをのぞかせる。

脚本を読んだ草なぎは「めちゃくちゃ僕もクソ野郎で、“美しき世界”というところも夫婦愛や子どもへの愛といったところが描かれていて、太田さんやっぱりすごいなって思いました。太田さんならではのブラックジョークもあり、けっこう皮肉めいたこともちりばめてあったり、演じ甲斐があります」と語り、「愛すべき出演者となかまたちと映画がつくれるので、タイトル通りはちゃめちゃなんですけど最後は劇場から温かいものを持って帰ってもらえるような映画だと思います。フルスロットルで駆け抜けていく映画だと思うのでぜひみなさん期待してください」とアピール。

撮影に臨んだ尾野も「(監督が)本当にストレートに芝居のことを話してくれて自分の考えを伝えてくださるのでこういうことやりたいというのがよくわかるし、他の方とは違った世界観をお持ちだなと思ってそれは自分の中に取り入れていきたいなと思いました。いろいろな人に恵まれた作品を大事に大切に監督の声を聴きながらひとつひとついいものをつくりあげていきたいなと思います。がんばります」と意気込みを語った。 

最後には太田が「見終わった後、きっとすがすがしい気持ちになってくださると思います。今日撮影したラストの方を撮影していて、いい映画を観たなって感じだったんで、これから撮るシーンもあそこに向かうのだったら撮れるという手ごたえがあります。私にとっての過去最高の自信作です。つっこみがないと、、、」と話すと、すかさず「いい意気込みですよ!つっこむまでもない」と草なぎ。息もぴったりあった3人を中心にどんな作品が完成するのか、期待が高まる。

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