羽生結弦、五輪を諦めようと思ったことも…「『明けない夜はない』です」

2018/02/17 22:18 配信

芸能一般

羽生結弦選手が見事金メダル獲得!※2017年撮影/イベント時のもの

66年ぶりとなるオリンピック連覇を成し遂げたフィギュアスケート・羽生結弦選手と、銀メダルを獲得した宇野昌磨選手が、そろって17日夜9時ごろにテレビ朝日系の平昌五輪特番に出演。闘いを終えての率直な感想を語った。

松岡修造織田信成が迎えるスタジオに現れた羽生選手と宇野選手。「メダルを取ってどうでしょう?」と松岡から振られると、羽生選手は「重いです。普通に重たいです(笑)」と一言。宇野選手も「重いです…」と率直に明かし、一気に和やかなムードに包まれた。

演技終了直後、「勝ったー!」と叫び、右足とリンクに「ありがとう」と言葉をかけたという羽生選手は、なぜその言葉が出たのかを聞かれ「やっぱり勝ちたいという気持ちも強くありましたし、19歳のときにオリンピックを経験したときとはまた違って、自分の時間が限られているというのも感じていて、そういうのもあって今回は勝たねば、と思っていました。

だからこそ、勝った。勝ち切れた~って思ったのと、右足が最後の最後に耐えてくれたので、そういうことも含めて感謝でした」と心境を吐露した。

一方、宇野選手は銀メダル獲得にも淡々と受け止めていた様子を松岡にツッコまれ、「僕は始まる前に全員の演技を見ていて、どれくらいの点数で、どれくらいの演技をすれば何位になるのかがだいたい分かっていて…」と明かす。

これには羽生選手も「冷静ですよね」と舌を巻くが、本人はいたって普通のことのように「たぶんこう(銀メダル)かな?って分かっていたことなので、驚きとは思いませんでした」と振り返った。

また、宇野選手は演技最初のジャンプで失敗したことにも触れ、「全員の演技を見ていたので、羽生選手がすごい高い点数を出して、僕が去年の世界選手権のような点数を出したら1位になれると思っていたんですけど、1回目のループを失敗した時点で、『よし、自分のことを頑張ろう』って切り替えました」とはにかんだ。

さらに「オリンピックの魔物」について、宇野選手は「皆さんオリンピックには魔物がいるって言われるんですけど、結局最後まで何なのか分からなかったです」と語り、羽生選手も松岡&高橋も「すごいですねえ~」と声をそろえ、宇野選手の“大物ぶり”をたたえた。