福山雅治「人生に一度くらいは踊ってみたい」

2018/02/18 05:13 配信

映画

映画「マンハント」公開記念舞台あいさつに登壇した池内博之、福山雅治、桜庭ななみ(写真左から)(C)2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.

ジョン・ウー監督が、日本でのオールロケを敢行し、高倉健主演でも映画化された原作「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」の再映画化に挑んだ映画「マンハント」の公開記念舞台あいさつが2月17日に都内で行われ、福山雅治桜庭ななみ池内博之が登壇した。

同作品は、チャン・ハンユーと福山がW主演を務め、謎のヒロイン・真由美を中国の歌姫チー・ウェイ、女殺し屋レインには韓国でアクション女優としても人気のハ・ジウォン、「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」以来25年ぶりのジョン・ウー作品出演となる國村隼に加え、竹中直人、倉田保昭、斎藤工、桜庭、池内、TAO、田中圭といったアジアが誇る実力派俳優たちが出演している。

福山は「矢村刑事役をやらせていただきました福山雅治です」とあいさつ。MCから「今までで一番戦闘能力の高い“ましゃ”にドキュン!」という見た人の感想があると聞くと、「今までそもそも戦闘してこなかったので今回初めてに近しいんですけども、僕も実際に完成した作品を見てそう思いました」と語った。

「これまで拳銃を持つこともなかったので、回転している感じとか銃口の向きとか、監督のこだわりもあり何度も練習しました。普段から携帯して、家でも触ったりして手になじむように」と振り返った。

また、本作の見どころの一つでもある水上バイクを使ったアクションシーンの撮影について、福山は「決死の覚悟で臨みました。というのも、なかなか深い緑色をした川だったので、ネットで水質を調べました(笑)」と笑いを誘った。

中国語、韓国語が堪能な桜庭は、他の女性共演者とのエピソードを聞かれ、チー・ウェイとハ・ジウォンと食事に行ったエピソードを披露。「映画の中ではお二人ともすごく格好良いんですが、食事をしながらガールズトークをしました。楽しかったです」と笑顔を見せた。

さまざまな国のスタッフが集結した本作の制作現場を振り返り、日本の現場との違いを聞かれると、「いろいろなことが変わりながら進行していく現場なんですよ。桜庭さんなんか二回クランクアップしてますからね」と明かす福山に、「クランクアップして東京に戻った1カ月後くらいに、『また岡山に来てください』と言われて…(笑)」と当時を振り返る桜庭。

池内は「突然、『来てください!』って言われますからね。僕なんて、最初に聞いていた役と変わりましたからね(笑)」と驚愕のエピソードを明かし、「あんなに温厚な監督がどうしたらこんなにハードなアクション映画を撮られるんだろうと思います」と監督の印象を語った。

「今後挑戦してみたいこと」については、桜庭が「今度は銃を握りたいです!」とアクションへの意気込みを見せ、池内は「僕は踊りたいですね、サルサとかタンゴとかもやってみたいですね」と冒頭のシーンを連想して語る。福山も「僕も人生に一度くらいは踊ってみたいですね」と明かし、会場から期待の歓声が上がった。

最後に、池内が「ぜひこの作品の感動と興奮をたくさんの人に宣伝してください!」と、桜庭が「まるでアトラクションに乗った後のようなドキドキする作品になりました。見ていただいた方にもそんな気持ちで楽しんでいただきたいです」と呼び掛ける。

そして、福山は「このスケール感で、オール日本ロケでアクションを撮るということが、今後あるのかなと思うほどの映画になっています。見終わってスカッとした作品に仕上がっていると思います。まだまだ絶賛公開中です。よろしくお願いいたします」とあいさつし、舞台あいさつを締めくくった。