ボサノバ歌手・小野リサ「無国籍なジャンルの中で自分を表現しています」

2018/02/19 10:00 配信

音楽 インタビュー

ボサノバ歌手の小野リサにインタビュー

BSフジで放送中の「ワールドツアー完璧MAP」(毎週月~金曜朝7:30-7:55)。さまざまな国の名所と共に、海外旅行で役に立つお得な情報を紹介する番組だ。

このたび、番組のエンディングテーマを歌うアーティストが集まり、4月20日(金)に東京・かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールで「ワールドツアー完璧MAP世界を巡るコンサート」を開催することが決定。

ボサノバ歌手・小野リサや奄美大島出身の歌手・城南海、韓国出身のシンガーソングライター・Kらが出演し、国境を越えた音楽を伝えていく。

今回、小野にインタビューを行い、コンサートの見どころや音楽活動への思いなどを聞いた。

――まず、今回のコンサートの見どころを教えてください。

さまざまなジャンルの音楽を聴くことができるということ。そして、それぞれのアーティストの方々が、各国で受けた影響を自分の気持ちとして音に添えて演奏されると思いますので、そこが見どころだと思います。

今回、共演する皆さんには初めてお会いしますが、今の若いアーティストの方は、膨大な情報量の中で自分の音楽を作っているすごい才能を持った方々だと思いますので、私自身もコンサートをとても楽しみにしています。

――小野さんの演奏で、注目するべきポイントはどこでしょうか?

私は、私が感じたものをいつも声にしています。いろいろな(音楽の)スタイルはありますが、アーティストとして生きていく中で、感動したことを伝えるといったスピリットはどの歌にもあるように思います。

美しい景色だったり、悲しいことだったり、うれしいことだったり…。そういう気持ちを、子供がよく「見て! 見て!」という感覚と同じように、私も皆さんに伝えて行きたいと思っています。

――海外への旅が、ご自身の音楽活動に与える影響はありますか?

個人的な旅行も好きですし、コンサートでもさまざまな国へ訪れて演奏をしています。(特に)中国では10年以上もツアーをしていますけれども、ボサノバを聞いたことのないような若い世代の方々もいらしてくださるので、とてもうれしいですね。

ブラジル音楽を中心にデビューをして、その後に「音楽の旅」と題してイタリアやフランスでアルバムを作ったり、今は日本のアルバムを作って日本語でボサノバを歌っています。

皆さんは旅をする際、お土産をお持ち帰りになると思います。私の場合は、その国での素晴らしい思い出と、その国々の方々が大切にしている音楽を学んで、それをスーツケースにいっぱい入れて持ち帰り、自分自身へのお土産にしています。

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