――音楽活動をする中で、訪れた国の音楽を大切にされているというでしょうか?
最近はそうですね。ブラジルで1989年にデビューしてから10年たって、そのままボサノバを歌っていくだけではなく、他のいろいろな歌も歌いたいと思うようになりました。
それから「音楽の旅」を始めて、タイやインドネシアに行った時に、アンコールで現地の歌を歌ってみました。そうすると、観客の皆さんがとても喜んでくださって!
どの地域にも大切にしている歌があるということを肌で感じて、それからは必ずその国の歌を歌うようにしています。
――小野さんがボサノバ以外で注目されている音楽ジャンルはありますか?
私はブラジル音楽しか聴いていなかったので、「音楽の旅」のおかげでロックなども歌う機会ができました。急にドアが開いたような状態で、いろんなものを吸収させていただいています。
形にこだわるのではなく、自分の感性でいいものに吸い寄せられているようです(笑)。
私はボサノバにこだわりを持っていましたが、そのドアを開けた今は無国籍なジャンルの中で自分を表現していくことにチャレンジしている段階です。
――最後に、コンサートを楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします!
毎日の生活の中で、音楽が流れている空間はたくさんあると思いますが、コンサートにいらっしゃるということは受け身ではなく何かを求めておられると思います。
1つでも皆さんが共感していただけることがあれば大きな宝物になると思いますので、そんな瞬間があることを私も願っています!
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