俳優の向井理が、この夏に放送予定のスペシャルドラマ「太陽を愛したひと~1964 あの日のパラリンピック~」(夜10:00-11:10、NHK総合※放送日未定)にて主演を務めることが分かった。1964年の東京パラリンピックを成功に導いた“伝説の医師”を演じる。また、その妻役で上戸彩の出演も決定した。
同ドラマは、漫画家・三枝義浩の「太陽の仲間たちよ」を原案に、社会の常識と戦い、障害者スポーツを日本に広めようとした整形外科医・中村裕(向井)による、波乱の人生を描いたヒューマンストーリー。
脚本は「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年、TBS系)や、「アイムホーム」(2015年、テレビ朝日系)、昨年は「全力失踪」(NHK BSプレミアム)などを手掛けた山浦雅大が担当する。
1960年、中村は研修先のイギリスでスポーツを取り入れた障害者医療を学ぶ。その時に出合った「失ったものを数えるな。残っているものを最大限に生かせ」という言葉が、その後の彼の人生の原動力となる。
イギリスから帰国後、中村は障害者スポーツを普及させるべく奔走するも、日本にはリハビリという言葉すらなく、「見世物にしないでほしい」といった抵抗にも遭う。
しかし、ある少年との出会いをきっかけに、車いすバスケットボールを普及させていき、やがて第2回パラリンピックとなる「東京パラリンピック1964」の実現に向けて動きだす。
障害者の家族からも反対される中、家族や仲間の支えにより、中村は見事に第2回パラリンピックを成功へと導く。
本作では、パラリンピック成功後も障害者自立のための施設を設立するなど、障害者の社会復帰に一生をささげた中村の人生を描く。
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