abingdon boys schoolツアー最終日に西川貴教がBUCK-TICK櫻井敦司と奇跡のデュエット!

2010/04/02 19:14 配信

芸能一般

西川貴教らメンバーは、ステージや会場の広さを感じさせない迫力のパフォーマンスで観客たちを魅了

3月19日、20日の2日間、千葉・幕張メッセイベントホールにて、T.M.Revolution西川貴教率いるロックバンド、abingdon boys schoolの全国ツアー「abingdon boys school JAPAN TOUR 2010」のファイナルが行われた。当初は19日のみの公演だったが、急きょ20日の追加公演が決定。迫力のライブパフォーマンスを繰り広げた。

昨年10月のEBISU-7days、ヨーロッパツアー、そして今回の全国ツアーと、怒とうのライブラッシュの大トリを飾った20日、西川はナポレオンジャケットをアレンジした赤いえんび服、ほかのメンバーは黒のナポレオンジャケットでさっそうと登場し、ライブがスタート。「STRENGTH.」「HOWLING」「BLADE CHORD」などハードなナンバーを立て続けに披露し、会場の熱気は一気に上昇。彼ら流のバラード「and Ilove...」に続き、ギターの柴崎浩、SUNAO、キーボード&プログラマーの岸利至のソロも会場を沸かせた。「蒼焔 -SOUEN-」では、a.b.s.の最新アルバム『ABINGDON ROAD』でコラボレーションしたヒップホップバンド、韻シストのメンバーが登場。西川のリクエストに応えてMCを即興でラップにアレンジするなど、仲の良さもうかがわせた。

そして西川がライブ中盤にもかかわらず、「まだ終わってないけど…やってよかった!」と感極まる場面も。ワンマンライブとしては過去最大の会場となったが、熱いパフォーマンスはステージの広さを感じさせず、客席の歓声もそれに応えるように大きく響いていた。岸も「“サイコー!”っていうよりじんわり来てる。ただ、もっと大きなところでやりたいですね」と達成感を得ながらも新たな目標を掲げた。

その後、「JAP」「INNOCENT SORROW」が披露され、ライブのボルテージは最高潮に。男性からの声援も飛び交う中、西川は「やりたいこともまだまだありますし、やっとスタートラインに立てた感じです。でも精いっぱいやるしかないと思っているので、ついてきてもらえたらと思います。よろしくお願いします」と深々と頭を下げた。そして、本編は「キミノウタ」で締めくくられた。

そして、アンコールでBUCK-TICKのナンバー「ドレス」を披露すると、ワンコーラスを歌ったところで、BUCK-TICKの櫻井敦司がサプライズで登場。奇跡のデュエットが実現し、その圧倒的な歌唱力と声量で観客たちを魅了した。ひときわ大きな歓声を集めたものの、櫻井は曲が終わる前に袖へ。圧巻の存在感を残して控えめに去った櫻井の姿に西川は「まさかお願いを聞いてくれるとは! …絶対(ゲスト出演は)ないと思ってた」と感極まっていた。さらに、西川の友人でもある清春のバンド・黒夢のナンバー「少年」もプレー。オリジナルとはひと味違う雰囲気で、バンドとしての可能性を見せつけた。

ダブルアンコールでは、最新シングル「From Dusk Till Dawn」など3曲を演奏。フィナーレの「アテナ」では、観客の大合唱が響き渡り、3時間にわたるライブは興奮を残したまま幕を閉じた。西川が「たくさんの皆さんのおかげでここに立っていると実感している」とMCで語ったように、彼らがリレーションシップを大切にしていることを体現するライブとなった。