「モーニング」(講談社)で連載中のツジトモ原作のサッカー漫画「GIANT KILLING ジャイアントキリング」が、NHKでアニメ化され、4日(日)からNHK-BS2とNHK-BSハイビジョンで放送がスタートした。
本作は、NHK史上初となる、青年誌で連載中の漫画のアニメーション化作品。同作は、サッカーチームの監督が主人公という設定で、これまであったサッカー選手の目線から描かれる作品とは一線を画して人気を博している作品。元サッカー日本代表選手で、イングランドのアマチュアクラブで監督を務めていた主人公の達海猛が、作品の舞台となるサッカーチームETUの監督に就任するところから物語が始まる。
主人公の生きざまにほれ込んでいるという、本アニメの紅優監督は「(制作に当たって)Jリーグの選手の中にもファンがいる漫画。プロの方やサッカー好きの方も見ていると思うので、サッカーアニメとしてまずいことはできないという緊張感があります」とアニメ化へのプレッシャーを告白。それでも、「本作は選手や監督だけではなく、フロントやサポーター、地域の方々も描いた群像劇だと思います」とサッカーファン以外も楽しめる作品だとアピール。さらに、本作のモデルにしたサッカーチームや地域について、「柏レイソルの日立台をモデルにしています。柏レイソルというチームは、非常に家族的で、この間もカレーパーティーを開いて地域の方々と親睦(しんぼく)を深めていました」と自身の経験も語った。
オーディションを受けるまで本作の存在を知らなかったという、主人公・達海猛役の声優・関智一は「最初に書店で1、2巻を買って読みながら駅へ向かったら、面白くてすぐ読み終えてしまいました。続きが気になって残りの巻を買いに、また書店へ戻る羽目になったほどパワーのある漫画で、声優ができてとても光栄です」という本作とのエピソードを明かした。また、関はサッカーについて、「これまでサッカーに全く触れずに生きてきました。11人でやることも初めて知りました。サッカーの詳しい共演者にレクチャーされて、(監督役だが)逆に僕がみんなに教えてもらってます」と声優陣のチームワークの良さを強調した。
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