ケンドーコバヤシ、あふれる「ジャンプ」愛を語る!

2018/02/22 18:55 配信

ドラマ インタビュー

【写真を見る】ケンドーコバヤシがお気に入りのシーンと話す“油風呂”(C)「オー・マイ・ジャンプ!」製作委員会


油掛けの世界で一流!?


――秘密クラブのルールに「1日1回ヒーローらしいことをする」というルールがありますが、ヒーローらしいエピソードはありますか?

嫌な世の中になったなって思った話でもあるんですけど、最近体をめっちゃ鍛えているんですよ。災害や戦争の時、近所の子供たちの避難を手伝おうと思いまして。それで、夜中に公園まで走って行って、石をブンブン持ち上げたりしてたんです。

そしたらある日、石が撤去されていたんですよ! 石がなくなったのを見て、「通報されてしまったのかな。石を振り回しているから警察にマークされたのかな」と寂しい気持ちなりましたね(笑)。

――子供たちのためにやっていたのに切ないですね。

ヒーローは悲しいもんですよ。大体アメコミでは、こういう人物が悪役になるんですよ。人のためにやっていたけど人類から差別されたり、危険視されたり。人類の脅威になる可能性があるので、ヒーローと敵は紙一重です。

――演じる大嵐は「魁!!男塾」の江田島平八のような衣装ですが、他にコスプレをしたかったキャラクターはいますか?

いっぱいありますよ。例えば「いちご100%」というラブコメ漫画の東城(綾)という巨乳の女の子は、おっぱいがちょっとかすっただけでびくびく震えて膝をついちゃうような女の子なんですけど、それをやってみたかったです。「こんな女の子おったら面白いな~」「いたずらしまくるだろうな~」というキャラクターです。

――大嵐にスポットが当たる(3月2日放送)第8話の見どころを教えてください。

(部下の浩史を鍛え直す撮影で)伊藤さんに油を掛ける“油風呂”がお気に入りのシーンです。僕、もしかしたら油を掛けるのがめちゃくちゃうまいんじゃないかなって思いました。油は処理が大変なので撮り直しができない、練習もできないシーンだったんですよ。周りがドキドキしているのを感じながら、「一発で決める!」という俺の強い意志にはしびれましたね。油掛けをやっていたら、その世界で一流になれたんじゃないかな?というくらいの出来でした(笑)。

――演技で心掛けている事はありますか?

大嵐は喉がやられちゃうくらい常に大声を張る役なんですよ。ただ、撮影中に喉が潰れないようにコントロールしているところは自分でもずるいなと思います(笑)。やる気に満ち溢れている夢見る俳優だったら、一瞬で喉を壊しているだろうなって。僕みたいに今日一日をいかに過ごすかという、漂うような生き方をしているやつしかできない役どころです。