コムアイが擬人化猫キャストに!「水曜日のカンパネラ」の劇伴担当も決定

2018/02/22 09:00 配信

映画

水曜日のカンパネラが初めて映画の劇伴を担当することが決定(C)2018「猫は抱くもの」製作委員会


沢尻エリカが「ヘルタースケルター」(2012年)以来6年ぶりに主演を務め、吉沢亮と共演する映画「猫は抱くもの」が6月23日(土)に公開する。2月22日「猫の日」(にゃんにゃんにゃん)に、水曜日のカンパネラが初めて映画の劇伴を担当した事、そして擬人化猫キャストが発表となった。

本作は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった“元アイドル”の沙織(沢尻)と“自分を沙織の人間の恋人だと思い込んでいる猫”が、自分らしい生き方を見つけていく物語。猫の良男の擬人化した姿を吉沢が演じる他、ロックバンド「銀杏BOYZ」でボーカル&ギターを務める峯田和伸も、物語のキーマンとなる画家・ゴッホとして登場する。

また、水曜日のカンパネラのボーカル・コムアイが猫のキイロを擬人化した姿を演じ、銀幕デビューを果たすと共に、水曜日のカンパネラが初の劇伴を担当する事が決定した。

劇中歌「キイロのうた」は、コムアイ本人が作詞を担当。コムアイは「劇中歌は、登場人物と観客が、それぞれの固執しているものをそっと手放せるように、と思って書きました」と語っている。さらに、コムアイの声で劇中の“効果音”を作るなど、作品づくりに精力的に携わった。

【写真を見る】擬人化した猫を演じる“猫キャスト”が解禁(C)2018「猫は抱くもの」製作委員会


併せて、第3弾キャストとして擬人化した猫を演じる“猫キャスト”も解禁。老猫を演じるのは岩松了が演じ、人気番組「水曜どうでしょう」で“ヒゲ”という愛称で親しまれていたディレクターの藤村忠寿(サビ猫)、内田健司(サバトラ猫)、久場雄太(黒猫)、今井久美子(茶ブチ猫)、小林涼子(キジトラ猫)、林田岬優(黒白ブチ猫)、木下愛華(ヒョウ柄猫)、蒔田彩珠(縞三毛猫)ら個性的なキャストがそろった。

本作は、こじらせた一人と一匹の、妄想とリアルが入り混じる演出が見どころ。実写の猫に加えて、演劇風の演出、アニメーションなど数々の演出が織り込まれ、映画好きこそ見るべき、新鮮な演出が盛り込まれている。

メガホンを取ったのは「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)、「メゾン・ド・ヒミコ」(2005年)など幅広いジャンルの作品を手掛け、大島弓子の名作「グーグーだって猫である」を映画版(2008年)とドラマ版(2014年、2016年)を撮り、「猫を撮らせたら日本映画界随一」と言っても過言ではない犬童一心監督。本作は“猫映画”の決定版にして、犬童ワールドの集大成となる。