草なぎ剛「“一発入魂”な毎日。 後悔しないように生きたい」 【連載コラム】

2018/02/26 05:00 配信

芸能一般

自分ですら分からない楽しいことが、世の中にはたくさんあると思う


3月4日(日)には「パラ駅伝―」の応援に行きます。4月からはAbemaTVで月に1回「新しい別の窓」という7.2時間の生放送もスタート。それに僕、韓国も行ってたからね。3月29日(木)放送の「ニュースな街に住んでみた!」(NHK総合)という番組で、ジャーナリストの柳澤秀夫さんとソウルのアパートに5日間くらい2人で住んで暮らしたんですよ。現地のいろんな方に会って話を聞いたんだけど、台本は一切なし。5日間がどんな1時間になってるのか、見てほしいなと思います。

そんな目まぐるしく回っていくであろう毎日を言葉にするなら…「一発入魂」って感じかな。そのときそのとき気持ちを込めて後悔しないように生きたい。瞬きする間もないくらい楽しいことは過ぎていっちゃうので、皆さんよろしくガビチョス!みたいな(笑)。

慎吾が「草なぎ剛が芝居という魂の叫びに心奪われる瞬間を見るのが好物です」という素敵なツイートをしてくれてね。ありがとう。魂の叫びを感じながら日々を過ごしたいね。吾郎さんが番組で「草なぎは天才」と言ったのを見た記者さんが「どう思いますか?」と舞台の制作会見で質問してくれて。いや、僕は天才でも何でもないし、つか(こうへい)さんがそう言ってくれたからであって、責任とってって話で。でもホメられると伸びるほうなのでやっぱりうれしい。

昨年、新しい地図を立ち上げたところから始まって「72時間ホンネテレビ」で大きな一歩を踏み出して、それを受けての’18年はちょっと加速したいという気持ちなんですよ。そう、やっぱり僕はエンターテインメントが好きなのかな。人の気持ちに寄り添ったり動かしたり、そういうことをエンターテインメントとしてやりたいと思っていて。それは何でもいい。歌でもバラエティでもお芝居でも。

映画にしても、こういう形で3人が同じ方向を向いてやっていて、今までもたくさんそういうふうにやってきたんだけど、またちょっと違うというか…何だろうなあ。自分ですら分からない楽しいことが世の中にはたくさんあると思うので、いろんなものにとらわれず、こういうやり方でも人の心を動かせるんだよっていうところを求めてるのかなと思う。今しかできないことっていっぱいあるのでね。

もちろん、それは僕ひとりではできない。まあ3人なんだろうな。だけど僕らはグループでもないし、今まではグループだったんだけど、その意識は今ないんですよ。個人というか、ひとりっていう感じで。でも3人でいるわけで。新しい感覚で各々がやりたいことをやっているので、注目してもらいたいなと思ってます。あと、僕は忙しいからって、くるみの散歩は忘れないように。はい、そんな春です。

「そのときそのとき気持ちを込めて後悔しないように生きたい」と草なぎ撮影:諸永恒夫