昨年、全国を回る「NAKAMA PROJECT 2」で仲間カードを1万人に配布達成し、全国ツアーの開催が決定したBeat Buddy Boi(以下 BBB)。全国の仲間たちと約束を果たす時が来た。2017年はメンバーの卒業やソロ活動など転機の年となった一年。6人となり新体制になったBBBからgash!とRYOにインタビューを敢行!リーダーgash!就任に隠された意外な理由、NAKAMA FESの振り返り、ツアーの意気込みなど語ってもらった。
ーー2年ぶりの全国ワンマンライブツアー"Beat Buddy Boi LIVE TOUR 2018 「ナカマニア」"が4月から開催されます。今までの集大成になると思いますが、改めて2017年はどんな一年でしたか?
gash!「メンバーの卒業もあったり、環境もかなり変わって、これからどういう方向性で活動していこうかっていう、0から再スタートだったので、僕はすごく苦しんだ1年でした。今は方向性も固まってきてやっていこうぜって感じですけど、akihic☆彡とYASSが卒業してから、何回ミーティングするんだってくらいみんなで集まって試行錯誤してたので2017年は大変でしたね」
RYO「変化がありすぎて、てんやわんやした一年でした。3月に「キセキ ~ウェディング ver.~」をリリースして、4月5月に"NAKAMA PROJECT2"で全国を回って、1万人と出会ってツアーやりますって約束したと思いきやメンバーの卒業があって。僕も舞台に出たり、たくさん出来事があったんですけど、自分たちの活動だったり、自分のこれからやっていかないといけないことはなんだろうって、改めて考えさせられました。もちろんポジティブな面もあったんですけど、転機の年になったんじゃないかと思います」
ーーリーダーのakihic☆彡さんが卒業されて、新リーダーにgash!さんが任命されました。リーダーはどうやって決まったのですか?
gash!「リーダーの話になった時に、RYO、Toyotaka、SHUNじゃないかなという案は出ました。ファンの皆さんもそういう予想をしてたと思うんですけど、SHUNはフロントマンとしてマイクを握ってるし、RYOとToyotakaはBBBの方向性とかを考えてくれる立ち位置なんで、そこに役職を与えたら強くなりすぎるんじゃないかっていう意見もあって。なので、バランス的にgash!じゃねみたいな話になりました。そういうバランスもあったと思います」
ーーBBBチャンネルでgash!さんの誕生日サプライズの動画を見たんですけど、愛のあるディスラップをもらってましたね(笑)。
gash!「(笑)。愛のあるって言ってしまえば、もうなんでもOKみたいになっちゃいますよね(笑)」
RYO「そうですね。しっかり(笑)」
gash!「しっかりディスられてましたね(笑)」
RYO「電波に乗せられる範囲なのであれしか言えなかったというのもあります。なんでもOKで、放送した後にBBB解散していいとかだったら、好き放題言って25分くらいになってたかも(笑)」
gash!「怖い怖い! 超大作すぎる」
RYO「リーダーにも色々なタイプがいると思うんですよ。率先して引っ張って背中で見せるタイプもいれば、gash!みたいに優しくてツッコミやすい、包み込むようなタイプもいるんです。忙しい時期にメンバーでぶつかり合うことがあると、僕とかはなんだよって思っちゃうタイプなんですけど、gash!がいてくれるとチームが和やかになったり円滑に進むことがあるので、やっぱりバランス的には良かったと思いますね」
ーーRYOさんは昨年舞台「TOKYO TRIBE」に出演していましたが、普通の舞台とは違った特殊な舞台だったと思います。実際に終わってみてどうでしたか?
RYO「収穫だらけの舞台でした。初めての舞台ということで全然経験したことないこともたくさんありましたし、梅棒さんの舞台なのでセリフはなくて動きとアクションで見せるっていう形だったんですけど、ずっとやってきたダンスの表現とはまた違う表現をしないといけなかったんです。今までだったらダンスに自分の素直な気持ちを乗せれば良かったんですけど、役の気持ちになりきって、うまく感情の変化をダンスに乗せる難しさを感じたので勉強になりました。あとは出演者の方々が素晴らしいラッパーやBBOYが多かったので、今のHIPHOPの話とか一緒に技を練習してアクロバットができるようになったり、知識も視野も広がりましたね」
ーー6人体制になってBBBの魅力を改めて教えてもらいたいです。BBBの推しポイントを3つお願いします。
gash!「1個目は、ダンスとラップです!」
ーー6人になってダンスは変わりましたか?
gash!「今まで8人で作っていたので、メンバーが変わると作品も絶対に変わってきますよね。でも、さらに研ぎ澄まして個性がもっとわかりやすく出るような作品作りが、最近は出来ています」
RYO「そうだね。あとは誰が見ても楽しめるHIPHOPというのが推しポイントだと思います。自分たちが人を喜ばせたり笑わせたりするのが好きなので、そこにもともと好きな文化であるHIPHOPというものを、自分たちなりに崩してというアイディアを出してますね。YouTubeのチャンネルを見てもらったり、動画を見てもらったら面白いことをいっぱいやってるなと。そういう幅広さは他のチームにはない武器だと思ってます」
gash!「3つ目は、ライブに来てもらえたら、非日常の世界に行けるとか…。どう?]
RYO「(笑)」
gash!「 BBBはライブに自信を持ってやっているので、かっこいい部分はもちろんそうなんですけど、笑いに対しても世界レベルでやろうよっていうスタンスなんです。きっと色々な感情になって楽しいと思うので、日常に戻っても頑張れるんじゃなかなって思います」
RYO「ライブが死ぬほど面白いってことだね!」
ーー先日のNAKAMA FESが大盛況でした。親交のあるゲストや今までの活動を踏まえたコラボレーションやコンテンツだったと思うんですけど、終わって見て感想をお願いします。
gash!「大変でしたね(笑)。でも、各メンバーそれぞれに色々な見せ方が出来ていて、お客さんだったら楽しいだろうなって。逆に客観的にステージを見たかったですね。このフェスは楽しい!って自信を持って言えるようなフェスだったと思います」
ーーgash!さんはタップダンスをやっていましたね。
gash!「この日初めてステージで披露しました。自分のクルーナンバーの子達が僕のタップの音で踊るという演出をやって、ソロでもタップダンスしたんですけど、本当に緊張しました(笑)」
RYO「かっこよかったよ!」
gash!「ありがとうございます(笑)。RYOはMPC、Toyotakaはビートボックス、SHINSUKEはお笑いやA-POP、SHINTAROがアクロバットに挑戦している中で、自分の武器としてBBBに役立てる何かプラスαはないかなって考えてたんです。それで去年からタップダンスを始めて、NAKAMA FESで初披露しようって決めたんですけど、前日くらいからヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!みたいな(笑)。新しいことに挑戦する難しさを感じましたし、悔しい気持ちもあったので、次のナカマニアではさらにレベルアップした姿を見せたいですね」
ーーRYOさんのクルーナンバーはSHUNさんのラップに合わせて踊っていましたが、教え込むのは大変でしたか?
RYO「そうですね。最初は録音したのを聴かせて振りを練習させたんですけど、本番は録音した尺通りにはならないので、練習した通りじゃなくてその場を感じることが大事だと教えました。今回ゲスト含めてすごい方々が出ますし、SHUNがラップでかっこよくキメてるのに、ダンサーから素人感が出てしまうと寒くなってしまうので、SHUNと同じラインで自分たちもアーティストとしてお客さんを盛り上げる気持ちで頑張れって言いました。クルーのモチベーションを上げるのが大変でしたね」
ーーNAKAMAFESでは地元の高校生やスタジオの子達とか若いダンサーと一緒にコラボをしましたが、お二人が気になる10代のダンサーはいますか?
gash!「SORAかな。あんまり若いダンサー知らないんですけど、SORAは昔から知ってますし、akihic☆彡さんと一緒にやったりしてるので、頑張っていると思います」
RYO「RioちゃんとかReiNaちゃんとかかな。あんな若いのにSNSもうまく使って、憧れの的になっていると思うんです。今の10代前半の子達は自立しているというか、SNSでダンスとかファッションを発信していて、自分はこうやっていくんだって気持ちが伝わりますよね。ただダンスがうまいだけじゃなく、こういう色々な考えを持ってやっているダンサーの子が増えてることはすごいし嬉しいです」
ーー最後にツアーのお話を聞かせてください。まず、ライブの見どころを教えてください。
gash!「これからメンバーと話し合いで決めていく段階なんですけど、BBBにしかできないエンターテイメントだったり、ギミックだったり、お客さんを驚かせたりとか、楽しませる要素を盛りだくさんに詰め込んだライブにしたいと思ってます」
RYO「山形、秋田、大阪、名古屋、東京の5ヶ所でやらせてもらうんですけど、5ヶ所全部違うライブをやってみようという初めての試みをしてみたくて。なので、1ヶ所だけでなく5ヶ所来たら5回違うライブを楽しめるようになってます。普通だったら同じ内容のライブを5回観にいくって流れなので、すごくお得です(笑)」
gash!「お得だね(笑)」
RYO 「「私はこの5回だったら大阪のライブが良かったわ」とか「何言ってんのよ!秋田秋田!」みたいな(笑)。会場の広さも違いますしライブハウスからチッタみたいに大きいところまであるので、会場によって演出も絶対に変わってくるし、会場を含めた楽しみ方にも期待してほしいです」
ーーツアーのタイトルの「ナカマニア」は何か意味が込められているのですか?
gash!「このツアーでBBBの"ナカマ"とBBBの"マニア"になる。というのをかけてナカマニアです」
RYO「あとBBBのナカマ同士が近くという意味も込めて"ナカマ"が"ニア(近い)"ですね。ずっと応援してくれているファンには、もっと俺たちを好きになってほしいし、最近BBBを知ってライブに来た子達には、よりぐっと近づいてくれるようなそういうライブにしたいという気持ちが込もってます」
ーー最後にライブに行きたいというファンの方々にメッセージをお願いします。
gash!「僕たちのBBBのライブは、一人でも楽しめるし、初めてでも楽しめるし、どんな状況であってもBBBのライブは楽しめるので、ぜひ一度騙されたと思ってBBBのライブに遊びにきてください!」
RYO「そうですね。僕たちはダンスやラップを通じて本当に楽しいエンターテイメントを追求しているので、年齢性別問わず絶対に楽しめるライブっていうのをみなさんに提供する自信があります。本当に騙されたと思って、いや、騙されましょう(笑)」
gash!「(笑)」
RYO「この4、5月は騙されてライブに来てください。そしたら一生そのまま騙し続けます。よろしくお願いします!」
(撮影●関純一 取材・文●のざたつ)
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