「生涯忘れられない作品の一つ」染谷将太が『空海―』撮影で得た自信

2018/02/25 07:00 配信

映画

若き天才僧侶の空海が唐の都・長安で怪事件の謎を解く夢枕獏原作のミステリー小説を、巨匠チェン・カイコーが映画化した「空海―KU-KAI―美しき王妃の謎」が公開中。遣唐使として入唐し、王朝を震撼(しんかん)させる怪事件の謎に迫っていく空海を演じた染谷将太にインタビューした。

公開中の映画「空海―KU-KAI―美しき王妃の謎」で空海を演じた染谷将太撮影=諸井純二


空海は人間離れをしたスーパースター


空海について「人間離れをしたスーパースターのような存在だと思っていた」という。

「空海がいなければ日本の文化はなかったのでは?と思うくらい、考え方や物の捉え方の礎をつくった人です。超人のようなイメージでしたが、演じていくうちに人間らしいところもあったはずと気持ちが変わっていき…。少しおちゃめでユーモアがあるように演じています。自分自身の存在にさえ、とらわれないような開放感がある人物なので憧れますね」

本作は、空海とホアン・シュアン演じる詩人・白楽天がタッグを組んで事件を解決していく。

「空海と白楽天という若者の成長物語でもあり、バディムービーでもあります。友情もあり、謎を解いていくアドベンチャー要素もあり、ミステリーの中にある深い愛もあり…と盛りだくさん。頭脳プレーヤーの空海と行動派の白楽天の2人だからこその物語ですね。ホアンさんとは、いろいろ話をしたり、ご飯も一緒に行ったりして仲良くなりました。すごく刺激的で楽しかったです」

空海を演じるにあたり、チェン・カイコー監督といろいろ話し合った。

「監督は、若者らしさを表現したいとおっしゃっていたので、少しニヤニヤとした、僕は何でも知っているよ~というキャラクターにしています。監督の演出はすごく独特で、中国の昔の詩を例えに出してこのようにやってみては?とアドバイスをくださるんです。詩なのですごく抽象的なのですが、想像力をかき立てられるようなものばかり。日本では味わえないものだと思いました」

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