オリジナルTVアニメ「メルヘン・メドヘン」が、AT-Xほかで放送中。第6話のアフレコ後には、鍵村葉月役の楠木ともり、土御門静役の末柄里恵、ユーミリア・カザン役のLynnがインビューに応じてくれた。
「メルヘン・メドヘン」は、物語の原書に選ばれた見習い原書使いの少女“メドヘン”たちの、成長と戦いの軌跡を描く魔法少女ファンタジー。
各校対抗の魔法バトル大会が迫る中、メンバー不足で出場が危ぶまれる日本校。そのリーダー・土御門静の前に、読書と空想好きな女子高生・鍵村葉月が現れる。強力な「シンデレラ」の原書に選ばれた葉月は魔法学園に入学し、静たちと大会優勝を目指す。
――6話まで放送し、ひと段落したところもありますが、キャラクターを演じてきて新たに見えてきたところはありますか?
末柄:静は元々真面目なところはあるんですけど、思っていたよりも激しい面を持っているというか。カザンさんとバチバチするシーンとか、喧嘩っ早い面もあるのかなって思いました。あとは、6話までわりと(気持ち的に)しんどかったです(苦笑)。抱えているものがあるからこそ、あの子自身も迷っていたし、それゆえに友達になれるかもというところから、葉月を突き放したりするところもあって……。すごく苦労している子なんだろうなって思いました。でも、静と寄り添えて良かったなと思ってます。
Lynn:カザンは、最初のディレクションでも「ヤンキーで」くらいしか言われていなかったので、怖い姉御っていうイメージで、一匹狼的な子なのかと思っていたんです。でも、家族同然のシャルルとモリーが出てきて、それまでは見せていなかった優しく思いやりのある面も見えてきて。本当は寂しがり屋で弱い子なんだけど、それを強がって見せていた部分もあるんだろうなと思いました。なので、より愛しさが増しましたね。
――最初から優しいヤンキーっぽさはありましたからね。
Lynn:根はいいヤツっていう(笑)。
末柄:なんだかんだ、色々教えてくれるんだよね(笑)。
Lynn:だから葉月のことも、シャルルとモリーと同じように気に掛けてはいて。でも、自分にはない強さや真っ直ぐさを持っているから、そこに苛立ちを感じているところもあったのかなって。なので、6話でようやく認めることで、気持ちがスッと楽になったところがあったので、これからどうなるかですね。
――あまり出なくなったらイヤですね。
Lynn:でも多分、カザンのクライマックスは6話だったと思ってます(笑)。
楠木:葉月は1話の時から、真っ直ぐで努力家だったんですけど、6話までで「慌てて」とか「おどおどしてください」というディレクションが減ってきたんです。だんだん葉月ちゃんの芯の強さだったり、友達思いなところが増していって、真っ直ぐに目の前のことにぶつかっていける強い子に成長できたんだなと思いました。これからさらに成長していくと思うとウキウキしますし、そういう葉月ちゃんに私自身が応えていけるように、真っ直ぐな演技をしていけたらなと思ってます。たまにちょっと気持ち悪い演技もしていけたらいいですけど(笑)。
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