役者として、映画への造詣も深い高良に、映画への思いも聞いてみた。
「映画はなんでもよく見ますよ。名画座にかかるような作品も好きだし。これからテレビで見られる映画で気になるのは…、『LOGAN/ローガン』ですね。ヒュー・ジャックマンが演じるミュータント“ウルヴァリン”ことローガンの物語の最終章なのですが、『X-MEN』シリーズの中で一番面白かったです。それこそ、淡々としているんだけど熱量がある。シリーズを通して、ローガンの近くにいる人たちって、どんどん死んでいくんですね。毎回大事な人を失う。それをずっとローガンは抱えていて、だから今回の作品も『死』のにおいが漂っているんです。その中でクライマックスに近づいていく、彼には『背負う』ことしかない。その感じがとてもクールに感じましたね。ヒュー・ジャックマンはこの役を17年も演じてきた。僕もひとつの役を演じるのは好きで、たとえば連続ドラマだと3か月ひとつの役ができることもある、その感じが好きなんです。でも、それが17年となると、すごいことですよね。演じている自分も年々変わっていく、その姿がフィルムに残っていくのはうらやましいな、と思いますね。ヒュー・ジャックマンはきっと最高に幸せだと思います」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)