――そのエンディングテーマ曲「ロゼッタ・ストーン」がどんな曲なのかを、改めて紹介してもらえますか?
舞波:「ミイラの飼い方」が日常系の可愛いアニメなので、曲もほのぼのした可愛らしい雰囲気でまとまっています。でも、ちょっと怪しいメロディも入っていたり、と。アニメの中でミーくんのような不思議な生物を狙う人たちが出てくるんですけど、そういう不穏な様子も(メロディの転調で)表現しているんです。後はやっぱり一緒に踊れるダンスですね。
小泉:簡単な振り付けなので、小っちゃい子でも踊りながら楽しめる曲だと思います。いつもハーツを応援してくださるファンの皆さんはもちろん、色んな人たちに届く曲になっています。
――歌詞はミーくんと空の出会いを描いたような内容ですね。
舞波:そうなんですよ。「指先に触れる初めての感覚」とか。きっとムニムニしてるんですよね(笑)。
――そういうほのぼのした中に、エジプト調のメロが入ってきます。歌詞と音で作品の世界観を表している曲だと感じました。
舞波:ありがとうございます。イントロがエジプト調で、入り方からして「ミイラの飼い方」を感じられる私たちも大好きな1曲です。
小泉:「誰でも大好きしちゃダメ」「キミなしではいられない」という歌詞があるんですけど、そこはファンの方に向けて歌っている感じでもあって、アイドルソングとアニソンの良いいとこ取りみたいな曲でもあるなって思います。
――その衣装はミイラの包帯ですよね?
小泉:そうです。ミーくんをイメージして。これ、触るとぷにぷにしてるんですよ。世界一可愛いミイラ衣装です。
舞波:普通、ミイラと言ったら包帯グルグル巻きじゃないですか。それをまさかこんなに可愛くお洒落にアレンジしてくださるとは。ミイラというにはだいぶ露出してますけど(笑)。髪飾りがメンバーごとに違うのもポイントで、私は衣装さんに布を頂いて、帽子も手作りしました。
小泉:後ろにミーくんが付いてるんですよ。
舞波:これもこだわりで、羊毛フェルトで作ったんですけど、本家に怒られるかもしれないのでこっそり付けてます(笑)。
――原作はご存じだったんですか?
舞波:comico(コミコ)で読んでました。とにかくキャラクターが魅力的で絵も可愛いし、大好きです。ただでさえ可愛かったミーくんがアニメだともっと可愛くなって、仕草や「あん!」っていう鳴き声が想像以上の萌え具合でした。「ああ~! もう!!」って、言葉にできない可愛さってこういうのを言うんだろうなって思いながら毎回萌えてます。
小泉:空くんの主婦力が高すぎて、私は女子としては恥ずかしい…。
――学校から帰ってきての短時間で、シュークリームまで作りますからね。
小泉:ミーくんをあやすのがまた上手いんですよね。お母さんみたいで、見ていてキュンキュンしちゃいます。泣きすぎて干からびちゃったり。いやー可愛いな、ミーくん。家に1匹ほしいです。
――シングルには2曲のカップリングも収められています。こちらは歌っていていかがですか?
舞波:「Distance Love」は「けいおん!」(2009年、TBS系列)の曲も手掛けているTom-H@ck(トム・ハック)さんの作曲で、ハーツ初めてのラップも入った曲をノリノリで歌ってます。
――頭のリズムはラップですけど、Aメロからディスコミュージック風のエレクロニカな曲に変わっていきますね。
小泉:お洒落な曲調で、今までのハーツになかったようなメロディだなって思いました。私はオタクなのでラップの縦ノリリズムがなかなか体に浸透しなくて、だいぶ苦戦しました。
舞波:ラップはハーツにとって未知の領域というか…。我々、横ノリで揺れる人種なので(笑)。間奏に激しいダンスが入るんですけど、みんなそこに苦戦していました。でも、Tom-H@ckさんに頂いたこの楽曲を格好良く踊りこなせるように必死で練習しました。
――もう1曲が「希望の地図」。
舞波:舞台「時空警察 SIG-RIDER」の主題歌です。ハーツのメンバー5人が出演させて頂いた舞台の主題歌を、今度はメンバー全員で歌って収録し直しました。舞台を見てくださった方なら分かると思うんですが、世界観そのままの歌詞で、前向きな気持ちと勇気、元気が出る曲です。
小泉:サビでの振り付けが簡単なので、ライブではぜひ振りコピしてもらえると嬉しいです。
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