iPS細胞研究者・山中伸弥教授も驚く最新科学「衝撃を受けました!」

2018/03/02 07:00 配信

芸能一般

山中伸弥教授が撮影を終えた感想を打ち明ける

NHK総合で、3月25日(日)に放送される「NHKスペシャル『シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 第7集 人体は謎に満ちている』」(夜9:00‐9:50)の収録が行われ、番組の司会をタモリと共に務める京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥教授が会見に応じた。

同番組では、「体中の臓器が互いに直接情報をやりとりすることで、私たちの体は成り立っている」という驚きの最新科学から、新たな医学の潮流を紹介してきた。

そして、シリーズのフィナーレとなる第7集では、「エクソソーム」と呼ばれるカプセル状のメッセージ物質を取り上げる。体中のあらゆる細胞が放出するこのカプセルを研究すると、がんの再発や転移、肌のシミやそばかす、認知症など、様々な現象にエクソソームが関係していることが分かってきたという。

番組では、世界初公開の顕微鏡映像や迫力のコンピューターグラフィックスを駆使して、体内ネットワークの研究の最前線を伝える。

撮影を終えた山中教授は「初回の台本を渡された時は『えっ、ちょっと待って知らない(笑)』と、衝撃を受けました。でも初めは『知らない』と言うのが恥ずかしいものですから、一生懸命に勉強しましたね。ですが、次の台本を見てもまた分からないことがたくさん書かれていて。毎回勉強でしたね(笑)」と打ち明けた。

また、山中教授でも勉強になったと語る「シリーズ 人体」。研究者としての立場から「過去に学んだことも大切ですけれども、それに捕らわれずに何歳になっても学んで、新しい知識を吸収していかないと、本当の真実には辿り着かないなとあらためて強く感じました」と思いを語った。

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