【R-1ぐらんぷり】盲目の漫談芸人・濱田祐太郎、同期・ゆりやんレトリィバァと「同じ舞台に進めるっていうのが不思議な気分ですね」

2018/03/03 12:00 配信

バラエティー

同じく決勝に進むおいでやす小田(右)にサポートされ、ネタ順の抽選を行う濱田(左)


「しゃべり終わったあともヒザが震えてました」


――お笑いを始めたきっかけを教えてください。

中学生ぐらいからお笑い芸人になりたいなと思っていたので、まず盲学校に行って、もし失敗してもマッサージ師があるからと親を納得させる意味であんまマッサージ指圧師の資格を取って、で、盲学校を卒業してからよしもとの養成所に入ったっていう感じです。

――盲学校のころはお笑いの活動はされてたんですか?

一切してないですね。2012年に初めて「R-1ぐらんぷり」に当時アマチュアとして出たんですけど、そのときの1回戦が人生初舞台というか、人前でお笑いのことをしゃべるっていう初めての機会でした。

――客席が見えないと、緊張しないものですか?

いやー!めちゃくちゃ緊張しましたね。しゃべり終わったあともずっとヒザが震えてる感じで。

――小さい頃からご覧になっていて影響を受けた芸人さんは?

僕はお笑いにハマる一番最初のきっかけが漫才だったんです。テレビに出ていたビッキーズさんとハリガネロックさんという2組の漫才がすごく好きで、そこからお笑いにハマったっていう感じです。

――そこからNSCに入られて、最初から漫談のスタイルで?

そうですね。最初は漫才がいいかなと思っていたんですけど、でも漫談をやってるうちに漫談も楽しいし、ひとりでしゃべるのも肌に合ってるかなという感じもしてきて。漫才も好きですけど、今はもう漫談もけっこう好きです。

ゆりやんレトリィバァは「『優秀な人』のクラスで、僕は…」


――よしもとNSCで同期のゆりやんレトリィバァさんが決勝に上がられてますが、よきライバルといった感じですか?

いや、ライバル心はまったくないですね。ゆりやんはNSCの当時からずっと活躍してきてるんで、ライバルというよりはずっと上のタレントっていうか、そういう存在ですね。NSCのときに「優秀な人」と「優秀じゃない人みたいな感じでクラス分けされるんですけど、1年間ゆりやんはずっと「優秀な人」のクラスで僕は「優秀じゃない人」のクラスだったんで、同じ大会に進めるっていうのが不思議な気分ですね。

――昨年「NHK新人お笑い大賞」本選進出されて、勢いがつく中での「R-1ぐらんぷり」の舞台ですが、どんな思いで決勝に臨まれますか?

そうですね。でも僕にとってはやっぱり「R-1ぐらんぷり」が一番思い入れの強い大会なので、「NHK新人お笑い大賞」のほうは本戦に進めたのがすごいラッキーっていう感じなんです。もちろんうれしかったですけど、正直「R-1くらんぷり」のほうが比べものにならないぐらいうれしいですね。勢いという意味ではあるのかもしれないですけど、僕の中では、全然違うモノという感覚です。

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