星野真里が個性派俳優・荒川良々と“清らかなラブシーン”を熱演!!

2010/04/10 18:46 配信

芸能一般

公開稽古を終え、本番前に作品への意気込みを語った4名。(写真左か ら、池田成志、荒川良々、星野真里、篠井英介)

4月8日に初日を迎えた舞台「博覧會〜世界は二人のために〜」の公開稽古が同日上演前に行われ、出演者の荒川良々、星野真里、篠井英介、演出も務めた池田成志が、囲み取材に応じた。

本作は、個性派俳優・池田が2年ぶりに演出を手掛け、劇団「猫のホテル」を主宰する千葉雅子が脚本を書き下ろした意欲作。戦時中・日本統治の幕切れが迫る台湾を舞台に、日本からやってきたつぶれかけの芸人一座が、台湾で開かれる博覧會を盛り上げようと奮闘する姿を描く。

昭和の旅芸人一座の座長・淡路淡水を演じる篠井は「“こんな時代に生まれていればもう少し日の目が見れたのにね。あんな時代に生まれたかったね”と大谷亮介さんと話しています。お若い方々が、昭和の古き良き時代の雰囲気と、現代的な味わいをすごく良く出してくださっているので、若い人を見ているのが楽しいです」と稽古を振り返った。

また、池田の演出法について篠井は「ご本人も役者さんなので、とてもわかりやすいです。今回は意欲作でして、老若男女色んな人に見ていただける作品に仕上がっていると思います」と褒めたたえ、淡水の娘・蝶子を演じた星野は「意外と厳しいなと。でも、裏表が全然なくて私はすごく心地良かったです」と手応えを伺わせた。

淡水の弟子・千太郎を演じた荒川は「迷いながらも、やはりいい方向に向いたんじゃないですかね」と、なぜか“上から目線”なコメントに、周囲の出演者から総つっこみを受け取材陣を沸かせた。当の池田は「舞台の上では個性的ですけど、まっとうな人たちが多かったので、今回は本当に楽でしたね」と共演者の印象を語った。

今回、自身としては珍しい“2枚目”の役を演じる荒川。新たな一面を見られるかとの問いに「そうですね、見れます。まあ、自分自身ではあまり2枚目を意識していないです。自然に出てくるものなので」と真面目なコメント。それを隣で聞いていた星野は、笑いをこらえながらも荒川の演技について「頼りがいのある背中をいつも見せていただいて、温もりを感じながら演じさせていただいています」と笑顔で返した。

そんな星野と荒川の役どころに対し篠井は「今回、この2人のラブシーンがあるんですよ。意外と言ったら失礼なんですが、お2人がすごく美しく清らかですてきで切ないんです。ちょっと想像できないでしょ? 是非皆さんに、そこを見てもらいたいです」と見どころを強くアピールした。