アニメ「閃光のナイトレイド」は国際色豊かな1930年代の上海が見どころ!

2010/04/11 16:46 配信

アニメ 芸能一般

イベントに登場した藤田咲、浪川大輔、吉野裕行、生田善子、星野貴紀(写真左から)

4月5日からテレビ東京ほかで放送のアニメ「閃光のナイトレイド」が3月28日、「東京国際アニメフェア2010」(東京ビッグサイト)でスペシャルステージを開催し、声優の吉野裕行、浪川大輔、生田善子、星野貴紀、藤田咲と、大松裕プロデューサーが登場した。

“オリジナル”にこだわったアニメを制作する「アニメノチカラ」プロジェクトで「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」に続く第2弾となる同作。物語は1930年代、世界の列強の陰謀渦巻く魔都・上海が舞台。日本の特殊スパイ組織「桜井機関」に所属する超能力者の三好葵(吉野)、伊波葛(浪川)、苑樹雪菜(生田)、鍵谷棗(星野)たちが、5カ国語を話す地元娘の風蘭(藤田)ら多国籍な人々とかかわりながら事件に巻き込まれていくスパイ・アクション物だ。

昔の上海を描くに当たってスタッフは現地に飛び、歴史的資料や上海撮影所なども参考にしながら雰囲気あふれる背景を作成した。また、音楽ではメーンテーマ「The Mission to Complete」をバイオリニストの葉加瀬太郎が提供。オープニング曲は4人組ロックバンドのムックによる「約束」、エンディング曲は「第2回全日本アニソングランプリ」優勝のHIMEKAが歌う「未来へ…」に決まった。

第1話の印象を聞かれ、吉野は「今の上海とはまったく違う空気感が表現されています。1930年代の上海を掘り下げて知る機会はそうないですし、何かしら必ず“お、いいな”と思ってもらえるところがあると思いますので楽しみにしていてください」と力強く話した。

浪川は見どころについて、「スパイ・アクションの格好良さ、中国語やロシア語などさまざまな外国語が飛び交い国際色豊かなところでしょうね。役者陣も外国語の発音を先生に習いながら頑張りました」と振り返りながら語る。藤田は「桜井機関の4人の性格描写にも1930年代当時の考え方が反映されているところが面白いと思います。風蘭も5カ国語を話せるという、ある意味では能力の持ち主なので、この力を使って桜井機関の4人を助けるような展開があるといいですね」と自身の役柄の活躍を願っていた。

大松プロデューサーは「第1話はいまだ制作中…」と苦笑いしながらも、「作画から仕上げ、背景、撮影などスタッフみんなが必死にやってくれて、情報量が多い作品になりました。」とクオリティに対する自信を見せた。