NHK BSプレミアムにて放送中のドラマ「弟の夫」(毎週日曜夜10:00-10:50)は、LGBTを題材にした田亀源五郎の同名漫画のドラマ化。佐藤は突然やってきた弟の同性婚の相手の存在に戸惑う弥一を演じる。
佐藤は「本当に感動しました。素晴らしいと思ったのは、温かいけれどその中でじんわりと(LBGTについて)問い掛けてくる…。この作品を読めて、出合えて良かったと思いました」と出演が決まり、原作を読んだ感想を明かす。
そして「弥一とマイクが徐々に距離を縮めていくように、皆さんと一緒にゆっくりと丁寧に作品が作れたのではないかと。非常に充実した時間でした」とも話し、同作への期待と自信をのぞかせた。
同作が連続ドラマ初出演となる、元大関・把瑠都については「いつも冗談を言って場を盛り上げてくれました。お芝居も素晴らしくて…。
言葉がなくてもマイクが持っている悲しみとか目だけで伝わるような、そんな表情が抜群でした。僕は把瑠都さんのお芝居を近くで見る機会が多かったので、“たまらん表情しやがって!”みたいな(笑)。すごく刺激を受けました」と絶賛。
「今回は個性的な距離感だったので、ぜひ他の作品でも共演できたらなと思います」と再共演を熱望した。
また、LGBTをテーマに描かれた同作と通じて、佐藤自身は考えさせられることが多くあったという。
「セクシャルマイノリティーの人に対して自分は普通に振る舞っているつもりだけど、あらためて考えてみると無意識のうちに(自分の言動によって)傷つけてしまったりしているかもしれない。自分を思い返すとドキッとさせられることが多くて…。
そういうことをこの作品で感じてもらえたらいいな、知ってもらうところから始まるといいな、と思っています。いろんな状況の人を肯定してくれるような作品になれば」と同作に懸ける思いを語った。
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