――「M-1グランプリ」では2016年、2017年と2年連続で準優勝。仕事の量は変わりましたか?
川西 お仕事の量がパッと増えたのは、東京に移った2017年半ばですね。ことしに入ってから、呼んでもらえる仕事の幅が広がったように感じています。
――忙しくなって、お互いについて気づいたことはある?
川西 初めてやる種類の仕事が多いので、「この人こんな仕事もできはる人なんやー」と思ったりします。和牛で“ポップでかわいらしい”のは確実に水田くんで。僕は知ってるけど見せる機会がなかったそういう部分をスッと出しはる時、ああいいなぁと思いますね。
水田 タクシーでの飛び出し移動が異常に増えたんですけど、僕は財布が入った鞄をトランクに入れてしまうことが多くて。でも相方はだいたい大丈夫なんです。常に困らない程度の現金をちゃんと持ってるんやなということに気づきました。
――衣装は何着くらいあるんですか?
川西 このスーツは2着。でも他のものを着ることもあるので。
水田 僕は4パターンあるんですが、この衣装を指定されることが多いので、クリーニングに全然出せなくて。お客さんにちょっとオシャレな消臭スプレーをもらったりするので、 めちゃくちゃかけてます。
――和牛というと今やチケットが取れない芸人の代名詞。お客さんのボルテージが上がっているのは感じますか?
川西 一昨年のM-1から変わったなと感じますね。マネジャーさんから「応募が何千件ありました」と数字を聞いて、こんなに申し込んでくれはったんやーとびっくりすることはありますね。
――全国ツアーで水田さんの地元・愛媛での凱旋公演の際には、お父さんがしゃべりかけてこられたとか。
川西 しゃべり掛けてきましたね(笑)。ライブの前半が漫才、後半がお客さんのアンケートを基にトークだったんですが、トークコーナーが始まってすぐに地元の話題で「これ○○だったっけ?」と客席に問いかけたら、野太い声で「○○やー!」って声が返ってきて。地元で市議会議員をやっている、水田くんのお父さんでした(笑)。
水田 うちのおやじは恥ずかしいとか全くなくて、しゃべりたいのを我慢してたくらい(笑)。なので、親父が何かしゃべってもおかしくないなという気持ちではいました。横にいる母と姉が恥ずかしそうでしたね。
――ことしこそ、M-1優勝を狙いに行く?
水田 獲れたらいいなと思ってます。新ネタライブは2月から始めていて。それとは別に、ことしは全国ツアーとは銘打たずに色々な地域のちょっと大きな会場でやろうかという話はしてます。
川西 全国の方々がM-1をきっかけに興味を持ってくださっている時期やと思うので、アクセスのしやすさだとかを考えて、何ヵ所かでできたらなと考えてます。
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