放送中のドラマ「ドルメンX」(毎週土曜夜0:55-1:25、日本テレビ)で、主演を務める志尊淳。地球を侵略しにやって来た宇宙人・隊長にふんしている。
一見クールだがとてもピュア。そして、真っすぐでアイドルになるための努力を惜しまないが、少し鈍感な一面もある愛されキャラを熱演中の志尊に、作品に対する思いや現場の様子を聞いた。
――“宇宙人”という珍しい役ですが、出演の話が来た時のお気持ちを教えてください。
最初から「宇宙人役です」って言われたわけではないですが(笑)、「こういう原作のお話です」と内容をお聞きして、原作を読ませていただいて「宇宙人なんだ」と知りました。
――原作をすぐ読まれたんですね?
すぐ読みました! 原作を読む時って、いつも“自分が演じる”ということを考えながら読むんですけど、この作品は途中から普通にストーリーに夢中になってしまい「どうなっていくんだろう?」と気になりました。斬新じゃないですか? アイドルになって地球を征服するって(笑)。
しかもその世界観も、笑いで外しているところもあれば、グイッと表情で締まるところもあって面白かったですし、ドラマで登場人物それぞれの必死さが伝われば、すごくいい青春群像劇になるんじゃないかと思いました。
――隊長というキャラクターの役作りについて教えてください。
本読みの時や現場に入ってからも、監督やプロデューサーさんに「これはどう行きますか?」って毎回相談させていただいてます。台本で明らかに「笑えるシーンだな」ってところも、隊長としては笑いを取りにいってしまうのは違うと思うんです。隊長の、抜けてるところや不器用さゆえに笑えるってところに持っていかなければいけないから、そういう面を必死に演じようと思っています。
――隊長はどんなキャラクターですか?
とにかく真っすぐな人です。先のことや物事を計画的に考えるタイプではなくて、何か信じるものを持って自分の道を進んでいく。それにみんながついてきてくれるっていう人です。感情に振り幅があるというか、「うれしい時は本当にうれしい」「熱くやる時は熱く」という、一つ一つのことにこんなにも熱中できるキャラクターはステキだなって思いますね。
描かれてない部分を想像すると、人との関わりなども含めてもいろんなものを大事にして生きている人だと思います。だけど、武骨で不器用でうまくできないっていう“昭和の男”みたい。そこも見ていて、すごく愛らしいなって思います。
――心で思ったことが、声に出てしまうシーンなどありますね。
そうなんです(笑)。そこも1回じゃなくて、何回も心の声が駄々漏れしちゃうので大変で。みんなとの雰囲気をしっかりとなじませてから、監督と確認しながらやってます。でも、隊長一人だけ浮いてるんじゃないかと心配です(笑)。
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