――今回の「映画 プリキュアスーパースターズ!」のテーマは約束やうそだと思うんですけど、北村さんご自身はうそをつくことありますか?
「うそを全くつかない」という方がうそだと思うんですよね。人をだますうそをつこうとは思わないし、人に迷惑をかけるうそ、悪意のあるうそは良くないと思いますが、必要なうそもあると思うようになりました。
――なるほど…。逆にうそをつかれたときは見破れますか?
それは確実に見破れないです(笑)。でも、うそはすぐバレるらしいです。マネージャー全員に言われますね。僕はお芝居の仕事をしているので、完璧にうそをついたと思っていましたが、バレていて…。
しかもそれを言ってくれなくて、何年かたって言われて、結構恥ずかしい思いをしますね(笑)。
――ウソバーッカは悪役ですが、悪役を演じる醍醐味(だいごみ)はどういうものですか?
悪役は自由ですね。悪役がちゃんと存在することで作品のバランスが取れるし、正義の側を見て悪役の自分がどうあるべきか考えながら役作りをしていくのも面白いし、悪役はすごく魅力的だなと思います。嫌いじゃないです。
それによってプリキュアたちのキャラが立ってくれたらうれしいです。でも、うわさによると悪役っていい人にしかできないらしいですよ(笑)。
――プリキュアシリーズの劇場版では、子どもたちがライトを振ってスクリーンの中のプリキュアたちを応援します。
あれはすごくいいと思います。本気で頑張れと応援していて、純粋じゃないですか。作っている人たちからしたら、あんなに幸せなことはないですね。
子どもたちがライトを振って応援している映像を見せてもらいましたが、見せてくれたスタッフの人がとても良い笑顔でしたね。僕も劇場であれを見たいです!
――子どもたちは、プリキュアが北村さん演じるウソバーッカをやっつけるように本気で応援するでしょうね。
収録しているとき、プリキュアだけでなく子どもたちにもやられるから、大きく「グワ~~ッ!」とやられなきゃって思いましたよ。
あそこはリアルにやっても、何も面白くない! ぜひやられっぷりを見てほしいです。
――それに、最初の方でお話に出た北村さんのご友人のお子さんも劇場で映画を見るでしょうね。
必ず見ますね。友達の子どもの女の子は、昔から知っていますし家に遊びに来たときは“プリキュアごっこ”に付き合わされているので、確実に僕はウソバーッカをやらされますね(笑)。
取材・文=武富元太郎
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