高遠寺円(岡田結実)は、東京は世田谷区成城の厳かな洋館に祖母の静(草笛光子)と二人で暮らす法学部生。元裁判官の静とは毎朝、その日のニュースで熱い議論を交わすことが日課となっている。この日のテーマは「正義」。まだまだ修行中の身の円は静に余裕でやり込められるが、大学の退屈な講義より静の“白熱教室”はずっと有意義。それよりもさらに円が求めているのは実地訓練だったが、そのチャンスがやって来る!
横浜埠頭で殺人事件が発生。被害者の久世達也、容疑者の椿山道雄(五代高之)はともに神奈川県警の警察官で、二人は組織犯罪対策課内で敵対する関係だった。円は以前、大学構内で発生した連続窃盗事件の真犯人を突き止め、危うく誤認逮捕から救った警視庁捜査一課刑事の葛城公彦(要潤)から、この事件の情報を入手。葛城にとって元上司の椿山は、「正義感にあふれる人」だったという。
逮捕後も一貫して無実を主張する椿山の力になりたいと考える葛城に、円は「正義って何ですか?」と問いかけてみる。その返事に心を動かされた円は、葛城が感じた椿山の「正義」を信じると決意。戸惑う葛城の手を取り、無実を証明しようと捜査の現場へと飛び出していく…!
法学部の2年生・高遠寺円(岡田結実)のもとに、警視庁捜査一課刑事の葛城公彦(要潤)から「折り入って相談したいことがある」というメールが届く。ひとり暮らしの高齢女性・朝倉喜美代(茅島成美)が自宅で死体となって見つかったのだが、第一発見者である孫娘・美緒(大後寿々花)が号泣しっぱなしで事情聴取ができず、同世代の円なら彼女から話を引き出せるのではないかと考えたのだ。両親が事故死した後、祖母の養女となったという美緒はまったく同じ境遇の円に対して心を開き、少しずつ状況を語り始める…。
調べを進めるうち、喜美代には5億円もの資産があることが判明。さらに事件当日、喜美代は大好きなド派手ファッションに身を包んで代官山に繰り出しており、そのファッションゆえ多数の人物が彼女の姿を記憶していたことも明らかになった。さらに、喜美代の長男・健郎(高杉亘)や長女の洋絵(鳥居みゆき)が、被害者である母を恨んでいたことがわかり…!?
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