――所さんと川栄さんは今回初タッグとなりますが、お互いの印象は?
所:素直ないい子だなと思って。カメラマンさんの言うことよく聞くし。
一同:(笑)。
所:「嫌!」っていう顔もしないし。「笑顔!」って言われたら笑顔作るし。「偉いな~。こんな頃に戻りたいな」って僕は思いました(笑)。
川栄:所さんは、テレビで見る通り明るい方だなって思いました。
所:そうでしょ? 何でも楽しそうにやってるでしょ?
川栄:本当に楽しそうですよね? 「すごい!」って。
所:いや、楽しいんだよ。もう決めてるから。何やっても楽しいって。つまずいても楽しいし、お腹空いても楽しいし。どんな状況でも楽しいの。僕はね。
――皆さんの中で「このジャンルだったら教えられる!」ということはありますか?
所:人の上に立って「こういうことやると面白いよ」って言っても、人それぞれなんでね。だって、例えば悩んでいる人の中には、その悩んでること自体が楽しい人だっているんだもん。「あれ、この人悩んでること楽しがってない?」みたいな。
「ドラマのヒロイン(のようになっている人)の悩みを解決させちゃうのはどうなんだろう?」って思うこともあるの。何か、「解決がすべてじゃないか」って思う時もある。
桝:答えを求めてない時もありますもんね。
所:そう、だからそのドラマチックな状況に浸っているのがいいんじゃないかなって思う時もあるんで。上に立って「こうだよ」って、解決する必要は無いと思う。
桝:では、所さんが何かを教える、学ばせるということはあまり…。
所:ないね。だから、この「まなびウィーク」を見て、漠然と何かを感じればいいと思う。
一同:ああ~。
所:「あれを教わった!」とか、「あ、こういう生き方を聞いた!」とかじゃなく、漠然と見ていれば頭のどこかに残るもの。
桝:「所さんの世田谷ベース」(BSフジ)を見ていると、学ぶこといっぱいありそうですけど…。
所:でもね、1週間も経つと「あれは何だったんだろう?」ってなるから。あの番組には内容の核が無いから(笑)。その時々の思い付きを私が広げているだけだから。だから漠然と見ることも大事なの。「何か得した」じゃないの。やがて「あれのおかげかな」って思う時が来るから。そのくらいの感じで僕は毎回やりたいですね。(川栄に)何かあります? 得意なこと。
川栄:私は…人との協調性(笑)? 人に合わせることですかね。私はAKB48にいて、人数が多かった分、人に合わせることがすごく得意だと思います。
所:でもね、協調性が一番大事なのよ。人が「こうだろ?」って言ったら「はい!」ってうそつく。ここが大事なのよ。
一同:(笑)。
所:で、自分が何か言って相手が「違う」って言ったら「そうだね!」っていう、瞬時にうそがつけることが大事なの。
川栄:まさにそうです(笑)! うそついてるわけではないですけど、(相手に)合わせますね。
所:それでいいのよ。それで何か自分の芯が曲がるわけじゃないから。「芯が曲がる」っていうのは、相手の言っていることにうそじゃなくて本当に「そうだね」と思っちゃうことだから。
桝:「そういう意見もあるか」っていうくらいで、相手のことを受け入れるという。
所:「ああ、その通りだ!」っていう(笑)。偉いね、こんな若いうちに気が付いたの? すごいね~。僕は最近だよ、気が付いたのは。
桝:私は海の生き物についての話など、「まなびウィーク」っぽいことをやりたいと思ってますので。漠然と見ていただくのもいいんですけど、ちょいちょいマニアックな話も入れていきますので、生き物好きなお子さんたちが反応してくれたらいいかなと思います。
所:面白いよね。他の生き物に興味を持つのは大事だよね。
桝:最近はほ乳類にも興味を持ち始めたので、そっちの方も行ってみたいなと思っています。
所:じゃあ人もそういう風に見てるの? 「この人の生き方は~」とか、「このプロデューサーはこういう動きをするけど~」とか。
桝:人のしぐさはちょっと、生物的な観点で見ることはあります。「あ、今無意識に守る行動に入ったな」とか。腕を組む動作は身を守ろうとする行動らしいので、「あ、また水卜が僕の前で腕組んだ」とか、「ガード入ったな」って思って見ています。
一同:(笑)。
水卜:私は…、「ランチのお得情報」みたいな…。
川栄:でも知りたいですね!
水卜:「スッキリ」の担当になってから、ここから半径500mくらいのおいしいラーメン店はほぼ制覇したので、それは多分お伝えできます。あとは「ヒルナンデス!」時代に培った、「便利グッズを何に使うでしょうクイズ」の正解の仕方は教えられます(笑)。
桝:そんなコーナーあったかな…(笑)。
所:それ一つもいらない情報だよね(笑)。それは面白いけどね。ホッとするところですね。
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