――佐藤さんからラブコールが来ていますが、把瑠都さんはまたドラマに出たいですか?
把瑠都:相撲を引退して、また一から人生を変えようと思っていて。何をするのかはすごく迷っているんですけど…。
現役のときからいろいろなテレビ番組にも出ていましたし、私本当に裏表なく、そのまんまなので。芸能人としてもそのまま(素)なので、すごく楽しいんですよね。
舞台もやって、今回連続ドラマもやって、これから私に合う役あればぜひ! 警察とか、お相撲さんとか…。
佐藤:お相撲さんね! そりゃぴったりですよ(笑)。
把瑠都:あと思ったのは、舞台とドラマってえらい違うなと。
佐藤:えっ?
把瑠都:舞台のときは、一緒に出ている方々が舞台の話ばっかりしているんですよ。私にはもう全然分からないんですよ!!
佐藤:そういうことか。なるほどね(笑)。
把瑠都:(舞台とドラマは)全然違う! 前回の舞台はこう、次の舞台はこう…ってもうずっとみんなで演技の話してて。
私だけ話すことないんですよ、初めてだから。いや舞台はすごく楽しかったけど! でも佐藤さんとは、プライベートの話ばっかりしてるし…。釣りの話とか。
佐藤:え、それいいのかな? 仕事の話も…(笑)。
把瑠都:違う違う! 佐藤さんとは会って二日ぐらいでもういろんなこと話をできたから、すごく楽だったんですよ、すぐに打ち解けられたんですよね。
――現場はすぐリラックスできるような空間になったんですね。
佐藤:そうですね。ずっと平屋の大きなお家での撮影が続いたんですよ。最初は緊張感あるんですけど、もう朝から晩までお家の中で撮影をしているので、徐々に距離感も近づいてきて…。
家族というテーマを扱う上で、すごく恵まれた環境だったと思いますね。
把瑠都:もう泊まりましょうって話もしましたもんね(笑)。
佐藤:面白いんですよ。それぞれの場所があるんです。把瑠都さんはここが落ち着くのかな?とか、そういう居場所ができてくるんですよね。
だから自然と「あそこにいるだろうな」って思って行ってみたりとか。そんなところも居心地が良かったですよね。
把瑠都:うん、良かった。
――把瑠都さんはせりふも膨大な量だったかと思いますが…。
把瑠都:私、すぐ覚えるんですよね。前々から覚えるとかなくて。朝、現場移動する車の中で台本覚えて…。
佐藤:え! あれ当日にやってたの!?
把瑠都:はい。
佐藤:ほんとに!?
把瑠都:だから、がっかりするところがあったと思いますよ。
佐藤:いやいやいや、すごいですよ。
把瑠都:私、日本語も勉強したことないんです。全部耳で覚えて。学校も行ったことないので。
――現役時代には“立ち合い”など集中力が必要だったと思いますが、角界での経験は演技する上でも役に立っていますか?
把瑠都:真面目に一生懸命やれば、結果は付いてくると思う。あとはやっぱり相撲があったから、今があるんですよね。
お相撲さんになれてなかったら今ここにいないから。
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