――シリアスで社会派な作風ですが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
新聞社のお話だけあってほとんどが男性なんです。それに私の役柄的に、会社の外に出るシーンもほとんどなかったのですが、新聞社の社会部ってものすごい熱量と活気のある場所ですよね。
すごく慌ただしいと言いますか、スピード感があって「すぐあれをやれ!」ですとか「こっちに差し替えろ!」ですとか、すごい世界だなと驚きました。
――締め切り前は殺気立っているようなイメージがありますね。
そうなんですよ。いい意味で殺気立っている感じで、驚きました。
――ちなみに小説などで活字慣れしていらっしゃると思いますが、文章を書くことは得意ですか?
いや~それは…(笑)。いつも全然まとめられないんですよね。作文もうまくまとめられなくて、思いのたけをいっぱい書いちゃうタイプでした。
途中でどう締めていいのかすらも分からなくなってきちゃって、とりあえず書いて提出して、書いたことについて努力は認められるんですけど、A評価はもらえないという感じでしたね。
――でも、書くこと自体は嫌いじゃない…と?
それはどうでしょう(笑)。読む方が断然好きですね。読み物であれば割と何でも好きで、新幹線や飛行機に乗っても冊子があったら絶対読んでしまいますし、ファッション雑誌も好きですし、読むという行為そのものが好きです。
――読むと知識も豊富になりますからね。
そうなんですよ。小さい頃から知識欲や好奇心が旺盛で、自分が知らない世界を見たり聞いたりすることは大好きです
――では、あらためて「ミッドナイト・ジャーナル―」の見どころを教えてください。
難しいお話ですし、重いテーマではあるんですけど、竹野内豊さん演じる関口や上戸彩さん演じる祐里、そして私が演じる美沙の姿を通して、何か少しでも心に響く熱いものが感じられるといいなと思うので、ぜひ目を逸らさずに見ていただけたらと思います。
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