「何でもやってやる」成田凌が“身も心も捧げた”役への思い

2018/03/17 20:00 配信

映画

異色のクリエイター・かなた狼の初監督作品「ニワトリ★スター」が、3月17日(土)から公開。バイオレンス・ラブ・ファンタジーと冠された今作の主人公は、東京の片隅で大麻の売人をしている草太(井浦新)と、破天荒に暮らす楽人(成田凌)。赤髪モヒカンで全身タトゥーという強烈なビジュアルの楽人を演じた成田凌。舞台あいさつで、「身も心も全てを捧げた」と言い切った作品への思いを語ってもらった。

3月17日(土)から公開する映画「ニワトリ★スター」に出演する成田凌撮影=桑島智輝


楽人と近いなと感じたのは”弱さ”


――成田さんは最初からこの楽人という役に惚れ込み、初対面の監督に相当売り込んだそうですね。

他の人に絶対取られたくない役だと思ったので、初めて監督に会ったときに「僕しかいない」と言い張りました(笑)。台本が面白過ぎた上に、ズルいぐらいにいい役だったから。

――楽人は欲望のままに生きている男ですが、理解できる部分はありましたか?

理解できるという感じじゃないですが、近いなと感じたのは弱さですね。人間は楽な方を選んでしまいそうなところをグッと抑えると思うんですけど、楽人には楽な方を選ぶ。その弱さに共感できると同時に、共感しちゃいけないなと思いました。

――つい楽な方を選びたくなる時があると?

僕、時間の使い方がすごい下手くそで、ダラダラしちゃうんです。1日休みだと、寝過ぎて疲れるぐらい(笑)。基本、(体が)縦になってる時間がないんですよ(笑)。もしどっか行くなら、絵を描くので、画材屋さんに行きたいなと思いながら…実際はネットショッピング頼り(笑)。個展とかも行きたいですね。今も気になる個展があるので、仕事が早く終わった日に行きたいです。

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