――劇中では中国語での漫才を披露していましたが、大変だったのでは?
あのシーンの台本も台湾に行く前日にもらったので、本当にバッタバタでした(笑)。
――ということは、落合さんとネタ合わせをする時間もなく?
ほとんどしてないですね。言葉を覚えるので精いっぱい。漫才部分は音声データをもらって覚えたんですけど、速いんですよ。「分かんない、分かんない、ちょっと待って!」っていうぐらい(笑)。でも、ひたすら聞いて、音で覚えました。あとは現地のコーディネーターさんとか、漫才シーンを撮影していた場所を通りがかった知らないおばちゃんとかに教わりました。台湾の方は皆さん親切でした。
――そう聞くと弾丸ツアーとはいえ、ほのぼのした現場だったのでしょうか?
はい、そうですね。だから、大変でしたけど、楽しかったです。初日に豪雨が降りましたが、ずっと炎天下でめちゃくちゃ暑かったです。倒れそうになりながらやりましたけど、本当に楽しかった!
――ウジウジしていた雄介が再び立ち上がるストーリーなので、新生活が始まる春にぴったりですね。
そうですね。環境が変わると思いも変わるでしょうから。演じて感じたのは、夢ってどんな立場になってもあるんだなということでした。新生活を迎えて、自分がやりたいことはこんなことじゃないと思っている人もいるだろうし、光一みたいに昔追っていた夢を諦めて生きている人もいると思います。でも、どんな状況でも夢はあると思うんです。だから、どんな人にも共感してもらえて、考えるきっかけになれる作品だと思うので、本当にいろんな方に見ていただきたいです。そして、今、追いかけている夢の支えになれたらうれしいです。
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