cero、待望の新作で新たなフェーズへ　全国14公演のワンマンツアーも決定

ceroの4枚目となるニューアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』が、5月16日(水)にリリースされることが決定。また、今回の発表に合わせて、VIDEOTAPEMUSICによるアルバムのティザー映像も公開された。

2004年の結成以降、さまざまな感情、情景を広く“エキゾチカ”と捉え、ポップミュージックへと昇華させてきたcero。前作となる『Obscure Ride』(2015年)は、オリコンウィークリーチャートで8位を記録。2010年代前半を代表する傑作として、各方面からも高い評価を受けた。

また、2016年には「SMAP×SMAP」(1996～2016年、フジテレビ系)でSMAPと共演し話題に。昨年19年ぶりに新曲をリリースした小沢健二は、「love music」(フジテレビ系)の中で「自分がポップスを再びやり始めたのはceroがいたから」とコメントするなど、多くのアーティストからも賞賛されている。

3年ぶりとなるアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』は、前作で見せたブラック・ミュージック、現代のジャズやヒップホップの流れもしっかりと汲みながら、さらなるリズムの探求、ビートの体感を軸にした重層的なサウンドに。

そうしたダンスミュージックとしての面もさることながら、cero特有のチェンバーな面など、雑多で多様な音楽性を細部にまで落とし込んだ楽曲の数々は、彼ら特有のポップネスが輝くメロウかつアーバンな仕上がり。まさしく“オルタナティブ”なロックバンドとしての成熟を感じさせる一枚となっている。

また、本作のレコーディングには、2016年よりライブでのサポートを務める古川麦、小田朋美、角銅真実という才気溢れるメンバーも参加。それにより、楽曲アレンジはより独創的に、コーラスワークはより甘美に、演奏力は飛躍的に向上。アルバムごとに大きくテイストを変えてきたceroのさらなる変化、進化を支え、「新しい音楽」を共に鳴らしている。

アルバムのジャケット、収録曲など詳細は後日発表予定となっているが、今作の初回限定盤は、近年のライブより厳選されたLIVE DVDを付属したCD+DVDの2DISC仕様(初回限定盤A)と、アルバムのInst ver.を収録した全12曲のBONUS DISCが付属の2CD仕様(初回限定盤B)の2形態で発売。ファンならずとも必聴のアイテムとなっている。

そんなceroの“最高傑作”を引っさげた全国ワンマンツアーも決定。5月25日(金)の広島・CLUB QUATTROを皮切りに、ツアーファイナルとなる6月18日(月)の東京・Zepp DiverCityまで、全国12都市14公演が予定される。夏フェスシーズンに先がけて、彼らの最新のライブパフォーマンスをぜひ堪能しよう。