村上信五が作・演出・出演をすべてセルフプロデュースする一人舞台「If or・・・Ⅹ」の千秋楽公演が東京グローブ座で行われ、通算公演回数300回達成と同時に、同シリーズを一度終了することを発表した。
「もしも村上が〇〇だったら~」という設定のもと、多彩なエンターテインメントの要素を盛り込み、毎年新しい演目に挑戦してきた同シリーズ。2009年に始まり、10作目となる今回は「もしも村上信五が戦国時代の海軍だったら〜」をテーマに、村上水軍の隊長・村上信右衛門を演じ、迫真の演技と甲冑姿で華麗な殺陣も披露した。
この千秋楽公演で同シリーズの10年、公演回数300回を迎えた村上は、カーテンコールで「一度幕を降ろさせていただく」と一旦終了することを発表。突然の発表に涙を流すファンもいる中、村上は10年支え続けてくれたファンに向けて感謝の言葉を述べた。これまでの10年間を映像で振り返ったほか、スタッフから今回のポスターがあしらわれたサプライズケーキも登場し、多くのファンに惜しまれつつも幕を閉じた。
公演後の囲み取材で村上は「10年続くとは思っていなかった。よく続けさせてくださったなぁというのが正直なところ。スタッフやお客さんも含め、よくぞ10年も支えていただいたな、と。ありがたいです」と感謝。さらに報道陣からジャニーズで10年も一人舞台を続けた人は他にいないだろうと聞かされると「やっと勲章ができたかもしれない。長い歴史がある中で、他にはない勲章を作ってくださったことは、ファンの皆さまに改めて感謝です」と、充実の笑顔を見せた。
最後に村上は「10年間通ってくださった方、10年間で一度しか来られなかった方も含めて、本当にありがとうございました。ひとまずは2020年の東京オリンピックもありますから、それを過ぎてから何かしらの形で『If or・・・』ができればと思います。この“もしも〜”がきちんと帰ってこられるよう、しっかり勉強して2年後以降にお会いできるように準備したいと思います。また開催した暁には、足を運んでいただきたいと思います」と、今後のシリーズの復活も見据え、ファンへメッセージを送った。
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