――前回の放送では、辛坊さんのヨット事故の映像が流れましたが、放送後の反響はいかがでしたか?
辛坊:家族からはバカにされましたけど、初めて見た方は「あ、こういう状況だったんだ」って思われた方が結構多かったみたいですね。冗談抜きの話で言うと、局としてあの映像をもう一度流すことに関しては、社内でも相当議論があったみたいだし、リスクもあったみたいで。
そういう意味では、社会的批判も覚悟しながら、それでもあの時勇気を持って助けていただいた皆さんの話は是非紹介したいということがあったので(放送させてもらいました)。あくまでストーリーの後半で、レスキューの皆さんの活躍がお見せしたいところなので、その前段として私の遭難の話が無いと。
後半だけというわけにはいかなかったので放送したんですが、やはり皆さん、レスキューの皆さんの頑張りに感動されたせいか、その前の私の不祥事に関しては、そんなに…。むしろ「生きて帰ってこれてよかったね」という手紙をたくさんいただきました。
――改めて、この番組の魅力とはどのようなところでしょうか?
名倉:本当に、一緒に(九死に一生を得たその瞬間を)体感できるってことですよね。「実際に自分がその中にいたらどうなるんだろう?」って考えさせられながら見られますし、家族で話し合って、「危機の時にはこうしよう」って話し合える番組ですし、そこは良かったと思います。
辛坊:毎週できればいいんですけどね、なかなか毎週やるほどのネタも集まらないので(笑)。逆に一年に一回だからこそできる濃縮度でお伝えできるかなと。それとまあ、大きな声では言えませんけど、日本テレビ・読売テレビは比較的絶好調で、入るすき間が無いというところでして…。
名倉:そうなんですよね。本当は毎週伝えたいですよね?
辛坊:局としては、名倉さんには毎週出ていただきたいという思いなんだと思いますが、なにせ枠も無いっていうところもありまして。その代わり、一年分凝縮してお届けできてますから。それはいいのかなと。
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