4月17日に初日を迎えた舞台「2人の夫とわたしの事情」の公開稽古が4月16日、都内で行われ、その後の会見に主演の松たか子と演出のケラリーノ・サンドロヴィッチが出席した。
本作は20世紀初頭の英国を舞台にした、文豪サマセット・モーム原作の“重婚コメディー”。戦死した夫の親友と再婚した主人公の元に、突然戦死したはずの元夫が帰ってきたことで巻き起こる騒動を描く。
2人の夫を持ってしまうという複雑な役どころについて松は、「2人の夫(段田安則、渡辺徹)が『この2人で本当に良かったな』と思うくらい優しいので、女としてすごく幸せです」と優しい夫たちを絶賛。だが、「当時は戦争の混乱の中ではこういうことがよくあったらしいですし、ヒロインはバイタリティーのある女性なんだと思います。でも実際に2人を相手にする体力はわたしにはないですね(笑)」と本音を打ち明けた。
松とは初めてのタッグを組むケラリーノは、「松さんは利発で清楚なイメージがありますが、今回はすごくセクシーで身勝手なんだけど手放すのが惜しいという女性の役。僕的には『エッチにやってくれ』と言ってるんですけど(笑)、言葉もよく知らなかったり、IQもさほど高くないだろうなという女性を松さんが演じることが、新鮮なんじゃないかな」と松の新しい一面を引き出したいという思いを告白。それを受けて松も「ぜひエッチな芝居を見に来てください」と冗談交じりにPRした。
また、本作のけいこには廃校の体育館を利用しており、鳩山由紀夫総理大臣が視察に訪れた。松は「シャイな方でしたが、気さくな言葉を掛けてくれました。いい気分転換になっていただければ」と“ビッグ”な訪問者の印象を明かした。
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