清水尋也 陰のある役が多いのは顔のせい!?

2018/04/04 16:00 配信

映画

出演作が続く清水。映画「ちはやふる」シリーズは「僕にとって特別な作品」だそう撮影=玉井美世子


――とても優しくて好青年に見える相場ですが、途中から豹変しますよね。その変化は意識されていましたか?

最初から決定的なヒントを出してはいけないと思ったので、そこは意識していました。でも、相場が野咲に優しくするのも、彼女のことが好きだからで、そこにウソはないんですよね。だから、相場の野咲に対する思いを大切にしつつ、後半で彼が変貌するときに違和感が出ないように、前半も相場の本質を少し感じさせるように心がけました。

――このお話は、野咲の家族がクラスメートの放火によって殺されたことから始まる復讐劇です。劇中にはかなりショッキングな描写もあり、イジメや虐待などを扱った壮絶な映画になっていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

楽しかったですよ。劇中のような殺伐とした雰囲気は一切なかったです。でも、雪が降っているところには二度と行きたくないですね(笑)。もちろん、スキーとか、スノーボードとか、遊びで行くならいいんですけど、死ぬほど寒かったので、そういう意味では壮絶な現場でした。

――先ほど相場に関しては客観的なアプローチをしたと言われていましたが、それが演じる役によっても変わってきますか?

そうですね。とはいえ、最初から客観的なアプローチをしようと思っていたわけではなく、取材などで「どうでしたか?」と聞いてくださるので、後から自己分析をして、こういう感じだったと思い出すだけで、やっているときは直感ですね。

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