清水尋也 陰のある役が多いのは顔のせい!?

2018/04/04 16:00 配信

映画

撮影のときは「劇中のような殺伐とした雰囲気は一切なかったですよ」という撮影=玉井美世子


――清水さんにそういう役が多く来るのも分かる気がしますし、立っているだけでアンニュイな雰囲気が出せるのは清水さんの強みだと思います。

ありがとうございます。何も考えてないのに、思いつめているように見えるんですよね(笑)。例えば、雑誌の撮影などのときは、役ではなく、僕自身としてそこに立っているんですけど、とくに何かを考えているわけでもないのに「すごく儚いね」と言っていただけたりして。楽な顔に生まれてきたなと思います(笑)。

――あと、役のイメージから人見知りでシャイな方かと思っていたら、全然そうじゃなく、たくさんお話してくださる方だったので、失礼ながら意外でした(笑)。

人見知り、ではないですね。人に対しての意識があまり深くないから、良くも悪くも人とフラットに接することができるんだと思います。自己分析すると(笑)。

――この春に高校を卒業されましたが、高校時代を振り返ると、自分にとってどういう時間だったと思いますか?

この間、「ちはやふる」の完結編を見させてもらったんですけど、そのときに「青春って、いいなぁ」と思って(笑)。でも、自分が学校に行っていたときは、眠いし、だるいし、行きたくないなと思っていて、今さらながら学生時代をすごいムダにしていたと思います。あと、役として高校生になったり、学校に行くことはあるかもしれないけど、教室がリアルな自分の居場所になるのは一生ないんだなと思うと、ちょっと悲しくなりました。

――では最後に、今後の目標があれば教えてください。

あえて目標は決めないようにしているんですよね。目標を決めると、そこに向かうプロセスが決まってしまうじゃないですか。よく敷かれたレールを歩きたくないと言いますけど、目標を決めるとレールが1本になってしまう気がして。それだと面白くないし、イヤなんですよね。だから、今やりたいこと、やるべきことをしっかり自分の中で見極めて、それで最終的にたどり着いたところが僕の目標なんだと思います。

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