「わろてんか」てん、“息子”隼也夫妻への“神対応”に大反響!

2018/03/24 07:15 配信

ドラマ

葵わかなが主演を務める連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。3月23日放送の第144回で、てん(葵)が初孫の藤一郎(南岐佐)と初体面を果たす場面が描かれた。

久々の再会を果たしたてん(葵わかな・右)と、つばき(水上京香)(C)NHK


また、勘当した息子の隼也(成田凌)・つばき(水上京香)夫妻と腹を割って話す場面では、過去の自分を引き合いに出して“神対応”ともいえる立ち居振る舞いをし、ファンから「この返しはズルイ!」「ほっこりした」と大きな反響があった。

第144回では、赤紙が届き戦地へ行くことになった隼也が、てんに妻・つばきと息子の藤一郎を託すため、実家に帰ってくる。

てんとつばきは一緒に料理を作ることに(C)NHK


てんは藤一郎との初体面がかなって感激するが、周囲の手前、平静を装う。隼也一家を迎えて久々ににぎやかになった家で、てんはつばきらと共に腕によりをかけて料理を作ることに。

そしてその夜、隼也はあらためててんにこれまでのことを謝罪し…というストーリーだった。

その謝罪シーン。おもむろに隼也から「お父ちゃんの跡を継ぐ言うてたのに…家を出て行ってしまって、ホンマにすいませんでした」と話し、土下座する。

てんは笑って2人を見詰め「こんなんみんなの前では言われへんけど…」と切りだし、「うちも駆け落ちしたさかいなあ。よう叱れへんのや」と笑顔を見せる。

続けて隼也は「そやけど、困ったから言うて、勘当された身でノコノコ戻ってきて妻子の身を見てほしいなんて…ホンマに情けない」と恐縮しきりに言うが、てんは一息ついて「うちも勘当された身で、里に借金を頼みに行ったな~。偉そうなこと言えまへん」と切り返した。

さらに隼也を真っすぐに見詰め「隼也、わろてるか? 家族3人、わろて暮らしてますか?」と質問。隼也はグッと唇をかみ締め、「はい。仲良う、わろて暮らしてます」と丁寧に返し、つばきも涙ぐみながら「はい!」と返事した。

そんなつばきに、てんは「つばきさん、大変なことをぎょうさんあったやろ。ようきばったな」と温かい言葉をかけ、「隼也あんた、家族3人を養って…。もう立派なお父ちゃんやな。うち、なんやうれしいわ。

戦地では、つらいこともあるかもしれへん。けど、それでもわろて生きるんや。生きて、必ず無事に帰ってきておくれやす」とほほ笑みかけた。

【写真を見る】葵わかな、“初孫”の頭を満面の笑みでナデナデ(C)NHK


このてんの“神対応”に、視聴者からは「おてん様…」「てんの立ち居振る舞いがすごい」「偉そうなこと言えまへん、と言える大人になりたい」「19歳の演技とは思えない。葵わかなに感服」「確かに人のこと言えないねw」「エンケン(遠藤憲一)さんを思い出しました」など、大反響が寄せられた。

てん自身も北村笑店を立ち上げた当初、寄席を買うために勘当された身でありながら実家に金の無心に行き、最終的には優しく父・儀兵衛(遠藤)に「わろてるか?」と語りかけられるシーンがあったことから、それとリンクして感激する人も続出している。

そして、いよいよ24日(土)は「北村笑店解散」が描かれる。死してなお、毎週土曜に出演してきた“サタデー藤吉”(松坂桃李)の出演も恐らくありそうだが、果たしててんの決断に何を語るのか…。

関連番組