山口智子がハンガリーで「アール・ヌーボー」の秘密に迫る

2010/04/21 17:09 配信

芸能一般

東欧・ハンガリーを旅した山口智子

BSフジで4月24日(土)に第1弾が放送されるシリーズ番組「BSフジ開局10周年記念番組“okaeri 山口智子 美の巡礼”」の発表会見が都内で行われ、出演者の山口智子と多摩美術大学教授で美術文明史家の鶴岡真弓氏が出席した。

同番組は、山口自らが企画からかかわり、歴史的な文明の交流から生み出された地域文化の魅力とルーツを探って旅をするスペシャルシリーズ。第1弾は、山口と鶴岡氏が東欧・ハンガリーを訪れ、19世紀末に花開いたこの地独特の美術様式「ハンガリアン・アール・ヌーボー」の美の秘密に迫る「装飾は語る ハンガリー アール・ヌーヴォーの来た道」を放送する。

山口は「わたしは古今東西の文明が交わるクロスポイントこそ、すてきな輝きが生まれると思うんですよ。以前、ハンガリーに行った時“懐かしさ”のような感覚を覚えて、その歴史を調べたら、まさに古今東西のクロスポイントであることが分かって“出合えた! もっと知りたい!”という気持ちで、この旅でハンガリーに行くことを決めました」と興奮気味に語った。

また、山口は共演者の鶴岡氏に対して、「鶴岡先生はわたしにとってあこがれで、唯一の先生です。世界の先生という感じです。“鶴岡先生と仕事がしたい!”という思いからこの旅は始まりました」と尊敬のまなざしを向けた。それに対し、鶴岡氏も「山口さんは美を探究する“クエストの女王”。“美の権現”です。われわれを代表する人としてリスペクトしています」と大絶賛。山口は「わたしのクエストは“ザ・素人”で、もう赤ちゃんレベル」と恐縮しつつも、「ついついみんながのみ込んでしまうような質問でも、ちょっと火をともすだけで広がっていくんです。みんながこういう楽しみ方を発見していったら、世界が楽しくなることは間違いないと思います」と探求の素晴らしさをアピールした。

最後に山口は「わたしは表面的な勉強が苦手で、正直“アール・ヌーボー”という一言ですべてをまとめているような言葉は嫌いなのですが、そんな人間でものめり込む番組になっています(笑)」と笑いを誘いつつ、番組をPRした。