「刀剣乱舞」や「弱虫ペダル」など、数多くの“2.5次元”舞台で活躍している俳優・鈴木拡樹。子供のころから大好きで、「『魅せる』という部分で舞台と通じるものがある」という趣味・バスケットボールについて語ってもらった。
――鈴木さんがバスケットボールやNBAを好きになったきっかけを教えてください。
NBAを見るようになったきっかけは、マジック・ジョンソンが一度引退を発表した後に出場したオールスターゲームです。1992年の試合なので、僕が見たのは再放送のはずですが、興奮しましたね。
当時はマンガの「SLUMDUNK」が流行っていて、よく友達とバスケをしていたんです。自分たちが遊んでいたバスケの試合をテレビで初めて見て、しかもそれがNBAで、中でも有名なマジック・ジョンソンの引退試合って、この運の良さ(笑)。
――NBAを見始めてから、特に好きなプレーヤーはいましたか?
アレン・アイバーソンが大好きだったので、引退前にどこからも声が掛からなかった時は、すごく寂しい思いをしました。NBAの中ではとても小さな身長で、あれだけパワフルなプレーを見せてくれていましたから、まだまだやれるぞって思っていたし、本当に寂しかったです。
僕がアイバーソンの魅力だと思っているのは、身長に対して腕が長いこと。そういう身体の特徴を生かした、少し変わったクロスオーバーや、ドリブルに注目していました。僕も、身体に対して腕が長い方なので「こういう風に見せられるのは格好いいな」って思いましたね。
もう一人、ジェイソン・ウィリアムズも大好きなプレーヤーです。あのトリッキーなパスは、初めてバスケを見た人でも分かりやすく「凄い!」って思えるし、実際に僕もびっくりしました。こういうのを放り込んでくるんだ…って(笑)。チームメイトのブラデ・ディバッツの顔にパスが当たったり(笑)、味方ごとフェイクを掛けるようなプレーに惹かれましたね。
――局面を打開したり、敵陣を切り裂いていくようなガード系のプレーヤーが好きなんですね。
言われて初めて気づきました(笑)。ガードの選手に注目するのは、もしかしたら「自分も同じように動いてみるなら…」と、2m越えのプレーヤーよりも想像しやすいからかも知れないです。
でも、もちろんNBAといえばダンクも代名詞ですし、ヴィンス・カーターがオールスターのダンクコンテストで見せたダンクなんて、見ていて本当に顎外れそうな感じでしたね(笑)。想像を超えてくる瞬間ってすごいですよね!
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