――坂本真綾さんのお芝居については、どのような目線で見ていますか?
ご本人は「私はセクシーじゃないから」とか、「可愛くできるかな」みたいなことをよく言ってるんですが、ブースの中のみんなは納得の芝居だと思って見ていますよ。敵のセクシーキャラのキャストさんが遊びでハニーの台詞を読んだりすると、「私よりセクシーになっちゃうんだからやめてよ」とか冗談で言ったりするんですけど(笑)、ハニーの魅力って可愛いやセクシーだけでなく、凛とした部分も大きいと思うんです。そこは真綾さんならではの芝居になっていると感じます。
収録前に、横山(彰利)監督から全員にハニーの性格についての説明があったんですよ。ハニーは何者にも屈しない女の子。「だって、涙が出ちゃう。女の子だもん」ではなく、「私は女の子だから泣かない」というのがハニーであると。第1話からそういった、ハニーの芯の強さが出てくるので、彼女の可愛くて、凛としている部分に注目してほしいです。
――楽しそうな雰囲気ですが、アフレコ現場の様子はどんな感じでしょうか?
みんな笑ってますね。「何だこの展開!?」みたいなところや、先ほど話した昭和感に笑ったり。そうそう、パンサークロ―の怪人が人間を数えるときに、「その数え方!(笑)」と皆が笑ったシーンがあって、そこも面白かったですね。
今回の現場って女性ばかりなので、お菓子の差し入れが多いんですよ。「どうぞどうぞ、お菓子は女子から食べてください」と言うと、率先して堀江(由依)さんがお菓子を仕切る係になるのが見ていて楽しいですね。「○味と○味と○味がありますよ!」「みんなで一斉に味を言ってみます!?」みたいな感じで、もう奉行ですね(笑)。お菓子選びを急にゲーム化したがるっていう。そういう風に毎回盛り上げてくれるのが堀江さんです。
――ハニーの話ばかりになってしまいましたが、最後に浅沼さんが“ここは絶対に見てほしい”と思う青児の注目シーンを教えてください。
青児は対パンサークロー用に大型の特殊な銃を持っているんですが、それを撃った時の反動がものすごくて、「ズザザザザァーーーー!!」ってなるんですよ。第1話にあるんですが、アフレコの時に見たその絵が「これでもか!」というくらい、メチャクチャ格好良かったんですよね。こういう青児の格好良さを皆さんにも見逃さないでほしいところです。
――活躍が楽しみですね。
活躍するのかなぁ。活躍してほしいなぁ。何しろ声をやってるのが僕ですから、気は抜けないですよね(笑)。
取材・文:鈴木康道
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