――CMのストーリーはすごくロマンチックでした。
深川:そうですね。プロポーズ翌日の設定で、お互い橋の上で待ち合わせをして、気持ちが高ぶるというストーリーですが、(プロポーズの)当日もすてきだなって思うんですけど、翌日ってなかなかないシチュエーションなので、いいなぁって思いました。
吉沢:確かに翌日ってなかなかないですよね。前日にプロポーズをして、仕事帰りに彼女がどんな顔して待っているのかなって思っていたら、彼女も迎えに来てくれているという。すごく喜びがあふれるシーンでした。
(映像で見たら)画はすごく質感がかわいいというか、きれいなシーンで、いい感じになりそうだなっていう気はしましたね。
深川:歌いながら走っていく中で、音程がずれていく感じとかもいいなぁって。気持ちがガーっと出ていて、周りに見られても気にせずに、お互い歌い続けるというのがすてきだなって思いました。
吉沢:モニターで見た時に、エキストラの皆さんは「こっちを見る芝居をしていたんだな」って気付きました。撮影をしている時は全然気付かなかったんです。それぐらい気持ちが入っていました。
――普段、街中でつい歌ってしまうということは?
吉沢:なかなか…(笑)。
深川:歩きながら音楽を聴いていて、道端で誰もいない時に鼻歌交じりで歌っていたら、曲がり角でいきなり人が来て「あっ!」っていう(笑)、ちょっと恥ずかしいなっていう時はあるんですけど、こんなに堂々と人前で歩きながら歌うっていうシチュエーションは初めてでした。何も気にせずに歌うことができて、気持ちよかったです。
――深川さんは乃木坂46での活動がありましたが、吉沢さんはカメラの前で歌うということは?
吉沢:別のCMで結構ガッツリ歌ったことはあるんですけど、今回は歌と言っても感情優先の感じだったので、技術的な部分よりは気持ちの抑揚でやるというのは、なかなかない機会というか、それはすごく楽しかったですね。
――今回はTHE BLUE HEARTSの曲「歩く花」でした。
吉沢:本当に歌詞がすてきだなって。声も格好良いですけど、やっぱり歌詞が魅力的で、この物語の世界観にも合っていてすてきでした。
深川:歌詞の中の「今日からは 歩く花 根っこが消えて 足が生えて 野に咲かず 山に咲かず 愛する人の庭に咲く」という歌詞がすてきだなって。今日まで何回も聴いていたんですけど、「あぁ、いい曲だな」って。本当に大好きになりました。今回のCMの世界観とか、CMの中の二人の気持ちにぴったりの曲だなって思います。
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