公開中の映画「坂道のアポロン」に加え、5月に公開を控える「恋は雨上がりのように」でもヒロインを務め、昨今映画界から引っ張りだこの若手女優・小松菜奈。
今最も旬な女優といっても過言ではない彼女だが、もともとは「ニコ☆プチ」というファッション誌で芸能界デビューを果たした経歴を持つ。
そんな小松のように、モデルとしても活躍してきた注目の若手女優が出演する話題作が、この春続々と公開を迎える。今回は、そんなモデル出身の“映画女優”の原石をピックアップ!
女子高校生を中心に爆発的なヒットを記録した少女漫画原作の映画「ピーチガール」(2017年)では、見た目は派手だが中身はピュアな主人公を等身大で演じ、その後もドラマにCMと精力的に活動を続ける山本。
先日、2019年放送予定の大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(NHK総合ほか)への出演も発表されたばかりの彼女も、元々は「CanCam」の専属モデルとして活動をしてきた。
今や本格派女優としてさらに活動の幅を広げつつある山本が、「64-ロクヨン-」(2016年)の瀬々敬久監督をはじめ、制作陣が再び集結した話題作「友罪」に出演する。
ジャーナリストの夢に破れた益田(生田斗真)、他人との交流を避ける無口な鈴木(瑛太)。2人は町工場で出会い、同じ寮で暮らし始める。
「俺が死んだら悲しい?」「悲しいに決まってるだろ」益田にとってたわいないやりとりだったはずのそれは、鈴木の悲壮な思いを秘めた質問だった。
やがて少しずつ友情が芽生えていく2人。だが、ある事件をきっかけに益田は鈴木が17年前の連続児童殺害事件の犯人だった“少年A”ではないかと疑い始める。
キャリア史上最難の役に挑む生田、瑛太を主演に、佐藤浩市、夏帆、富田靖子と日本映画界を代表する名優が集結し、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年Aの“その後”が描かれる。
山本は益田の元恋人で、新聞記者の杉本清美役に扮(ふん)する。スランプに陥り、スクープに焦るあまり卑劣な手を使ってしまうという、難しい役どころを見事演じ切り、これまで学生役や愛らしいキャラクターを演じることの多かった彼女のイメージを、本作では一蹴しそうだ。
山本自身も「瀬々監督をはじめ、素晴らしいキャストの方々とご一緒できたことを、とても光栄に思います」とコメントを寄せており、充実した撮影ぶりが伺える。
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