「探偵物語」赤川次郎が疲れた中年を演じる斎藤工を『えらくカッコいい!』と大絶賛!

2018/04/05 10:00 配信

ドラマ

斎藤工、二階堂ふみが主演を務める「探偵物語」の撮影現場を(写真中央)原作者の赤川次郎氏が訪問(C)テレビ朝日

4月8日(日)夜9時から日曜プライム枠の第1弾として放送されるスペシャルドラマ「探偵物語」(テレビ朝日系)の撮影現場を原作者の赤川次郎氏が訪問。主演を務める斎藤工二階堂ふみと対面を果たした。

同作は、赤川氏の同名小説を原作に、1983年に故・松田優作と薬師丸ひろ子が出演した映画も興行収入51億円の大ヒットを記録し、今回ドラマスペシャルとなって34年振りに映像化。ドジの連続で崖っぷち状態の探偵・辻山秀一(斎藤)と、辻山がボディーガード兼お守りを請け負うことになったおてんばなお嬢様・新井直美(二階堂)が織りなす5日間のミステリー&ラブロマンスとなっている。

都内の国立大学で撮影された警察署のシーンを見学した赤川氏は、そこで斎藤&二階堂と初対面。斎藤が辻山を演じる様子を目の当たりにした赤川は、「松田優作さんもそうでしたけど、疲れた中年という役どころも斎藤工さんが演じると、えらくカッコいいんですよね!」と、惚れ惚れしたよう。

そして、「実は今回、斎藤さんが辻山を演じると決まって、女性編集者全員の目の色が変わったんですよ(笑)。あらためて、斎藤さんの人気ぶりを実感しましたね」と、裏エピソードも教えてくれた。二階堂についても「お若いわりには、たくさんの映画に出ていて、どんな役でも体当たりでやってらっしゃる女優さんというイメージがあるんです。だから、今回のように普通の女子大生の役は珍しいでしょうし、彼女にとってはかえって、おもしろい役柄かもしれないですよね」と、期待を寄せている。

また、映画化から35年経った今、また映像化したいという話が来たことについては、「僕は映画も好きですから、いつも『原作の雰囲気を大事にしてくれれば、違うところがあってもいい』というスタンスなんです。今回の『探偵物語』にしても、時代に合わせて変えた方がいい部分は変えていただきつつ、今も昔もそんなに変わらない“男女の仲”を楽しめる面白いドラマになればいいな、と思いましたね」と、完成が楽しみだとか。

さらに、赤川氏は新時代の「探偵物語」に興味をそそられたようで、現場でも自ら動き回り、いろんな角度から撮影を見学。「どんな映像になっているか楽しみ」という赤川氏は、視聴者にも「年寄りとしては(笑)、世代を超えた恋愛が、時代を超えて存在することを分かっていただきたい! 今一番輝いている斎藤さんと二階堂さんもすてきなお芝居をしてくださっているので、ぜひ幅広い世代の人に見てほしいです」と、メッセージを寄せた。