4月放送では20周年を記念した4週連続企画のシリーズ“ハタチの情熱”を放送する。現在20歳の才人たちに密着し、色も温度も違う4人の美しく燃え盛る情熱の炎を映し出す。
2017年、新体操世界選手権で日本人として42年ぶりにメダルを獲得し、2020年の東京オリンピックでのメダルも期待される皆川夏穂選手。10代の全てを新体操に注いできた彼女の覚悟に迫る。
「引退が近く20歳という年齢になり、東京五輪を一つの集大成としたいと言う彼女は、20年という時間の捉え方が人とは違うんじゃないかと。輝くような笑顔で、大好きな三代目J Soul Brothersを心のよりどころに、日々ロシアで体操に専念している。そんな彼女の“美しさ”をお伝えできたらと考えています」(辻陽子ディレクター)。
普通の20歳では抱かない、アスリートだからこその思いとは?
日本人の母と米国人の父を持ち、16歳のときに日本を代表する音楽コンクールで最優秀賞を受賞し、今は東京藝術大学邦楽科に通う箏曲家の今野玲央に密着。
「普通の大学生でありながらプロの音楽家でもある今野さんの素顔を撮り続けました。若さゆえの悩みや迷いを抱える今の彼だからこそ生み出せる音を聴いてください」(河本志穂プロデューサー)。
「藝大の先生が言うには、20歳にしか出せない音がある、と。まだ奏でたことのない音を探りながら楽曲作りに心を砕く姿が印象的でした」(石飛篤史ディレクター)。
箏の可能性を追求する彼が奏でる“20歳の音色”は必聴だ。
高校時代にゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞と観客賞を受賞。現在は慶應義塾大学に在籍し、HKT48のMVを手掛けるなど映像製作を続ける松本花奈。
「MVの打ち合わせでも、ミュージシャンに物おじせずに意見をズバッと言うし、撮影現場でも、ディレクションに迷いがない。自分の仕事に責任を持っている。腹が据わっているんですよ」(申成晧プロデューサー)。
番組では、そんな彼女の映像作家としての感性やこだわりに迫る。「『人の心を動かしたい』という目標を持って活動を続ける彼女の力強さを、映像も含めて空気感として表現できたらいいですね」(申P)。
天才棋士・井山裕太を脅かす存在として注目される、現役大学生プロ棋士の一力遼。絶対王者・井山裕太という大きな壁に立ち向かう彼の、囲碁に込めた情熱に肉薄する。
「以前、番組で井山さんに密着取材をしていたとき、タイトル戦で井山さんに敗れて、悔しくて泣いていた一力さんの姿がとても印象的で。彼はまさに“囲碁一直線”の若者。5歳のころから常に囲碁のことしか頭にないんです。囲碁の世界にここまで情熱を傾けている20歳の若者がいるんだ、ということを多くの方々に知っていただきたいですね」(山本喜彦プロデューサー)。
「情熱大陸」毎週日曜夜11:00よりTBS系で放送中。
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