オリエンタルラジオが率いるダンスボーカルユニットのRADIO FISHが、初の全国ツアーとなる『RADIO FISH 2017-2018 TOUR“Phalanx”』の最終公演を4月5日に新宿BLAZEで開催した。
全国5都市で開催されたライブは、アルバムの「PERFECT HUMAN」や「WORLD IS MINE」といった今までリリースされてきた楽曲を中心に披露され、「黄金時代」では、まさかのメンバーへのコールが発生するなど、メンバーも予想していなかった盛り上がりに会場の熱量は序盤からMAXに。
「PERFECT HUMAN」以来となるMV公開が話題を呼んだ「進化論」や、May J.とコラボした「NEW GOD」を披露。さらに、ゲストとして登場したラッパーの焚巻と「東京大革命」「GOLDEN TOWER」を披露し、音楽性の高いライブパフォーマンスを見せつける。
ダンスシーンの第一線で活躍するSKILL-MASTERのダンスパフォーマンス、お笑いライブさながらの爆笑MC、観客参加型のYouTube企画も加わり、アンコールを含めて全20曲を披露。会場はRADIO FISHの生み出すライブエンターテインメントで熱狂の渦に包み込まれていた。
RADIO FISHといえば、メディアの露出が多いダンスボーカルグループだが、人気芸人であるオリエンタルラジオの二人がフィーチャーされることが多い。ライブでは実際どうなのか?
RADIO FISHのダンスパフォーマンスを担当するSKILL-MASTER(FISHBOY・Show-hey・RIHITO・SHiN)に注目して、RADIO FISHのエンターテインメントを掘り下げよう。
RADIO FISHのパフォーマンスは「笑い」「ダンス」「音楽」の3つで構成されている。これらに共通するのはエンターテインメントという言葉だ。
芸能界の浮き沈みをリアルに体験し、現在は人気芸人として地位を確立したオリエンタルラジオと、国内外のダンスシーンで活躍し、高い実績を持つSKILL-MASTERの4人。
そんな高い実績と能力を持つ彼らが目指す共通のもの。それは観るものに感動とワクワクをあたえるエンターテインメントを届けることではないだろうか。
日本のプロダンサーは世界大会で優勝するくらいの実力を持ち、そんなダンサーが年々増え続ける程に層も厚くなっている状況であるが、その一方で、実績を世間に知ってもらう、ダンスを様々な形でリリースするという部分は試行錯誤状態である。
そういった背景があるなか、ダンスの可能性を広げるために新しいフィールドを築いたのがRADIO FISHではないだろうか。
実際に、RADIO FISHのライブは、オリエンタルラジオだけでなく、SKILL-MASTERへの声援も同じくらい大きい。「INVISIBLE EMPEROR」や「PERFECT HUMAN(m-flo☆Taku Calrissian Trap Remix)」ではSKILL-MASTERだけのパフォーマンスが行われていたが、いいムーブが出れば歓声が上がるし、名前を呼んで応援してくれる観客もいる。
ダンスで人を感動させたり喜んでもらう方法は、ひとつじゃない。エンターテインメントとしてダンスを届けるというマインドがRADIO FISHのライブパフォーマンスに込められていた。
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