草なぎ剛 もはやコンビ芸!?太田光とのやりとりに会場沸く 映画「クソ野郎と美しき世界」舞台挨拶〈草なぎパート〉

2018/04/07 01:02 配信

映画

太田光「ウチの草なぎをよろしく」草なぎ剛「もうずーっとこの調子」


稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が主演する映画「クソ野郎と美しき世界」が4月6日に初日を迎え、都内の映画館で舞台あいさつが行われた。稲垣、草なぎ、香取に加えて、稲垣主演のエピソード1「ピアニストを撃つな!」で監督&脚本を務めた園子温、香取主演映画のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」の監督&脚本の山内ケンジ、草なぎ主演のエピソード3「光へ、航る」の監督&脚本の太田光、クソ野郎★ALL STARS出演のエピソード4「新しい詩(うた)」で監督&脚本を務めた児玉裕一が登壇した。本記事では主に草なぎのコメントにフォーカスする。

草なぎ剛出演の「光へ、航る」の監督を務めた爆笑問題の太田光は、登壇者登場のアナウンスがされるや、我先にと猛然と前に躍り出るいつものスタイルで登場。その姿に「まあまあまあ、クールダウンクールダウン」といなす草なぎ。その後も、公開初日を迎えた挨拶を求められた草なぎの第一声の前に「ウチの草なぎをよろしくお願いいたします」と挟む太田。そこに草なぎは「もうずーっとこの調子なので(笑)。さっきは2人でやったんですけど、今はみんながいてくれてホッとしています。もうずーっとこの調子なので」と切り出すと、それを遮るように太田が「ツッコミに回っ―」という途中で「あー僕しゃべっているんでちょっと黙っててください」と返す刀で草なぎ。まるで長年コンビを組んできたかのようなやりとりに、この2人がいかに良き関係を築き上げてきたかが垣間見えた。

さらに“舌好調”の太田は、稲垣の挨拶の前にも「野口五郎です」と小ボケ。そして香取が「本当に幸せな作品に参加することができて、みなさんの素敵な才能が集まって、スパークしている映画になっています」と明朗に挨拶している最中には、太田はなにやらぼそぼそ。それが徐々に耳に入ってきた香取は「みなさんぜひとも1人でも多くの方に―― は、はい?(笑)なんですか?(笑)つよぽん!ちゃんと!(太田さんを止めて)!」と、ついに警告。なぜか巻き込まれる形になった草なぎも思わず「田中さーん!来てくださーい」と会場にはいない爆笑問題・田中裕二に助けを求める一幕も。

草なぎ「一期一会の作品」太田「草なぎがとにかくカッコいい!」


完成した作品を見ての所感を求められた際には「エピソード4まで本当にうまく繋がっていて、これだけ個性豊かなキャストと監督さんがよくこんなに1つになったな、と。ほんとうにここでしか集まれない一期一会の作品だな、と思って」と草なぎが感慨深く話していると、また太田がぼそぼそ。「ほんとうにいい映画だな――、って、えぇ?なんですかちょっと?(笑)いま僕一生懸命喋ってますから、真面目なこと言ってるんですよ」と太田の様子に気づいた草なぎ。すると「イチゴって言ったから『もぐもぐタイム』かなーっと思って」と太田。香取も思わず「一期一会からもぐもぐタイムって…」と乗ってしまうと、「そだねー!」と太田。もはや制御不能な展開に。

「…あのー、こんな人がやってますけど、ものすごい今の僕らの映画に対しての情熱だとか、もういろんな溢れんばかりの情熱がスクリーン通して皆さんに伝わると思うので、ぜひともその気持ちをたくさん拡散してください」と草なぎ。 このようなやりとりも、お互いを尊重しているからこそ。「非常に楽しくやりまして。草なぎがもうとにかくカッコいいですから!」と太田が激賞すれば、草なぎも「それはもう、監督に感謝しております」と返すなど強い信頼関係をのぞかせた。

また、草なぎは「吾郎さんは“吾郎”って役の名前で、慎吾は“慎吾ちゃん”って名前で、僕だけ工藤オサム(笑)。なんで僕は“剛”じゃなかったのかなって。監督?」と素朴な疑問を投げかける一幕も。呼吸ぴったりの2人は終始会場を沸かせていた。

始終奔放な太田光の“お目付け役”?となっていた草なぎ。漫才かと見まがうほどの見事な丁々発止を繰り広げていた