4月から新シリーズがスタートし、番組開始6年目に突入した内村光良のコントバラエティー「LIFE! ~人生に捧げるコント~」(次回は4月13日金曜夜10;00-10:45※以降不定期放送、NHK総合)。昨年末放送された「第68回NHK紅白歌合戦」(NHK総合)では番組キャラクターの“NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター”の三津谷寛治氏が紅白スーパーバイザーに就任し、大暴れしたことも記憶に新しい。
「LIFE!―」の笑いはどうやって生み出されているのか。総合演出を手掛ける西川毅氏への取材から、笑いを生む“5つの要素”が見えてきた。
番組の根幹になるのは、やはりこの人。座長・内村光良だ。
「内村さんは、昔から得意なデフォルメしたキャラを作ったり、子供たちが飛び付くようなフレーズや動きを見つける能力が天才的。
こけるだけで笑いが取れるのもスゴイ。『物のように倒れる』とおっしゃるのですが、このような笑いをつくれるのも高い身体能力があるからこそ。本当にいろんな能力を素晴らしいバランスで備えていらっしゃるコメディアンです。
そして、言葉で笑いを取るだけでなく、夫婦の機微や哀愁を表現する高い演技力も。『LIFE!―』は内村さんの魅力が凝縮された番組です」(西川氏)
コントというと即興性が高いようにも思われるが、ベースとなる台本はきっちりと作っている。西川氏によると、「LIFE!―」には4人の作家がメーンで携わるが、コントを7本出して採用されるのは1本あるかないか、という厳しさだという。
「最初に2行ほどの内容を書いてきてもらい、それを質問しながら、展開を組んでいきます。大体5分間のコントで1800文字、7分間で2200文字必要となってくるのですが、その分量をこの設定で展開できるか、映像にしたときに面白いのかなどが吟味されます。
そしてOKになったら、配役を考えて台本に。その後も何度も書き直しをして完成。忙しい合間を縫って覚えていただくセリフなので、ベストを尽くします」(西川氏)
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