「自分が失敗しても二人が助けてくれるって信じてました」若手女優・飯山真衣がヒロイン決定時の胸中を激白!

2018/04/24 13:36 配信

ドラマ

【写真を見る】「応援して良かったなと思ってもらえるような演技をしたいと、心から思っています」とファンにメッセージを贈る飯山撮影=中村宗徳


──飯山さん、ヒロイン決定おめでとうございます!

ありがとうございます!!

──飯山さんは、ヒロイン発表時に自分の名前が呼ばれた瞬間の、“驚きのリアクション”がとても印象的でしたが、その時の心境について教えてください。

名前を呼ばれた時は、本当に最初驚きしかありませんでした。「最終回」放送中は正直、「アピールタイム」が終わった時点で、ヒロインは無理かもしれないと意気消沈していたんです。それが「よしもとドラマ部」の皆さんの口の動きを見ていたら、最初に “い”の形になって、そのまま “飯山さん!”と呼んでくださったときは、もう条件反射でつい「はははは、はい!」ってなっちゃいました(笑)。でもヒロインに選ばれるとは思ってもいなかったので、嬉しいよりも先に驚きが来て、あとから嬉しさがついてきた感じですね。今は本当にありがたいことだなと、嬉しさをかみしめています。

──番組の企画「エチュード演技」では、飯山さんを含めた3人のグループでテーマ「脱獄計画」に挑戦しました。その際とても楽しそうに演技をなさっていましたが、エチュード演技は得意なのでしょうか?

全然得意じゃないです! むしろアドリブは大の苦手で…というのも私はずっと舞台で活動をしてきて、事前に練習をしっかり積んでから出来上がったものを本番に出すことがほとんどでした。でも、「第1回公式放送」の時に挑戦した「アドリブ力選手権」で優秀女優賞を頂いた時に、深く考えず自分のテンションでやれば良いのかと、少しだけ自信がつきました。今回の「エチュード演技」も最初はどうなるかと思っていましたが、一人じゃなくて平岡(千香子)さんや松城(凜)さんがいるっていうのはやっぱり心強くて、自分がもし失敗しても二人がきっと助けてくれると信じて臨んだら、すごい楽しく演じることが出来ました。

──飯山さんはずっと舞台で活動されてきたとのことですが、女優歴について伺っても良いでしょうか?

女優歴としては去年事務所に所属させていただいて、それからちゃんと仕事をし始めたのでやっと今1年目ぐらいです。それまでは大学で演劇を学んでいて、さらにさかのぼると高校生の頃も演劇部員として活動をしていました。その高校時代に所属していた演劇部が、結構本格的に舞台演劇を披露する部活で、1000人ぐらい入る会場でもお芝居をするような無茶なところだったんです(笑)。でもその時に舞台の楽しさに気付いてしまって…自分が舞台に立つと、照明が当たってたくさん客席が広がっていて、いろんな音が鳴る。その空間にまず惚れたと言いますか。お客さんから生の声がたくさん聞こえることも素敵だなって思えて、舞台に立てることは幸せなことなんだなと感じているうちに、ずぶずぶと役者人生にハマっていきましたね(笑)。ただ高校3年生の時には、まだ女優を目指すとは決めていなかったんです。でも、自分が舞台のために貢献できる、やれることは何だろうって考えたら、役者という答えにたどり着きまして。あとは周りの後押しもあって、演劇の大学に上がってという感じで、とんとんと進んできましたね。舞台も、その空間も好きだし、自分じゃないものに成り代わる感覚がやっぱり楽しいので、女優という仕事を選んで良かったと思います。

──憧れている先輩女優の方はいらっしゃいますか?

憧れている方は、木村佳乃さんです! 木村さんは、私が言うのもおこがましいんですけど、演技の幅がとても広くて、バラエティー番組でも活躍されている。自分の信念を持ちながら、それを貫き通してバラエティーもできるなんてすごく素敵ですし、年齢を重ねていった時に私もあんな女性でありたいなと思います。それから女優という枠を超えると、ムロツヨシさんも大好きです! 私は人に流されやすいところが小さい頃から結構ありまして、ムロツヨシさんのように自分の世界を持っている方って素敵だなと憧れます。ですので、私ももっと自分の芯を持った女優になりたいですね。飯山ワールドじゃないですけど、そういう自分だけの世界を持つことが出来るのはとても素敵だと思います。

──最後にドラマへの意気込みを教えてください。

はい、まずはどんな役を頂けるのかまだ決まっていないので(笑)、ホラーになるのか、ド天然で周りのみんなを巻き込んじゃう役なのかわからないですけど、とにかく楽しんで演技をすること。あとは、ちょっとホラーが当たればうれしいですね(笑)。ただ今回は本当にファンの皆さんに後押ししてもらえたから、ヒロイン役として今ここにいられると思っているので、感謝の気持ちを持ちながら、「ヒロイン頑張ってね」と言ってくれた人たちに恩返しが出来るような演技をしていきたいです!

取材・文=竹内巴里